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亜嵐「え、ん!?どーした!?」
突然泣き出した私にびっくりしたのか、
アタフタし始じめた。
「…っ、」
亜嵐「ごめん!俺なんかした!?」
「…、」
すると、
手首を掴まれた。
亜嵐「ねぇ、答えてくんないとわかんない」
亜嵐「なにがあったの?」
今日初めてちゃんと顔を見た。
亜嵐の真剣な、
でも悲しそうで、
「っ…今日、ね…、しごどが…っ、うまくいかなくてっ…」
恥ずかしい。
こんなぐちゃぐちゃな顔、
亜嵐に見られたくなくて。
亜嵐「…そっか」
そっと繋がれた手。
亜嵐の手はあったかくて、
安心する。
「ごめっ…こ、んな…顔…っ、きたない…汚れた…っ、」
すると、
突然ぎゅってされた。
亜嵐「いいよ。」
亜嵐「もっと泣いて。」
亜嵐「Aが辛くなったり、悲しくなったりしたら、すぐ言って。」
亜嵐「俺がこうやって精一杯抱きしめるから。」
亜嵐「Aが辛い時に1番にそばにいたい。」
そんな風に言ってくれる亜嵐が、
すごく男らしく見えて、
かっこよくて、
私も抱きしめ返した。
「…辛くなったら泣いていい?」
亜嵐「うん、すぐAんとこ駆けつける。」
亜嵐「俺がAを守るから。」
繋がれた手からは、
強く守ってくれるような、
そんな気がした。
.
*Fin
Ki.mi.ni.mu.chu * Kenjiro.Y→←繋がれた手から * Alan.S
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作者名:YUME | 作成日時:2018年12月16日 2時