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好き ページ12
それから、２人で会うことが多くなりました。
川辺を歩いたり、Aの作ったサンドイッチを食べたり、美術館に行ったり、
潤はいままで以上に楽しく、そして無邪気に笑う人になりました。
家来からも「潤様、最近楽しそうですね(笑)」と言われるくらいです。
ある時は夜まで時間を忘れて遊ぶこともありました(夜景を見たり、劇を見たり)。
そして、Aのことを呼び捨てで呼ぶ、お互い敬語をやめて話す頃には_____
潤はAのことが好きになっていました…
そして、気持ちを伝えたいと思っていました。
でもこの家柄…
簡単には、いかないことは潤にも分かっていました。
そこで潤は
潤「Aって好きな人、いるの…?」
と率直に聞きました。
するとAは驚いて潤を見ましたが
それから前を向いて
悲しいような、でも愛おしい物を見るような目をしました。
A「えっ…
う、うん…いるよ…っ
でも、“いた”の方がいいのかな…?」
それを聞いて、潤は落ち込みました
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作者名：お味噌ラーメン | 作成日時：2020年2月24日 20時
