Episode２５ ページ25
直人「…え！？広臣が熱！？」
『はい…、一応看病はしておきました。今2階で寝てると思います』
直人「そっかぁー…ありがとねAちゃん」
申し訳なさそうにお礼を言う直人さん。
しっかり片手にはシュークリームが入っているビニール袋。
…買ったのか、よかったね直人さん。
あの後、スースーと寝息が聞こえ、冷えピタを貼って彼の部屋を出た。
良くなってくれるといいけど…
剛典「…何か言われた？臣くんに」
『うわっ！』
剛典「…クククッ、、ほんと面白いねAちゃん」
突然、後ろから現れ、お腹を押さえて笑う剛典。
…え！？いたの！？ってか、いつ起きた！？
昨日の事が頭をよぎり、剛典から視線を逸らした。
剛典「え〜なに〜、俺の質問無視〜？」
『…いや、、そういうことでは…』
それにしても剛典は私に対して、普通に接してくる。
…気にしてたのわたしだけ？
剛典「何か言われたでしょ？」
ニヤニヤしながら聞く彼はなにやら楽しんでるようだ。
“お前のこと気になる”
思い出すだけで顔が熱くなる。
あれはどういう意味…？
面白がって言ったのかな…
それとも…
直人「臣ってさ、熱が出るとすぐ積極的になるんだよね〜」
『あの…せっきょくてきとは…』
直人「昔、臣が熱出た時さ、いきなり抱きついてきてキスされちゃったの」
『き、きす！？』
剛典「俺もキスされた事ある、多分みんなされた事あると思うよ？」
…まさかの広臣って、キス魔だったの！？
酔ってる時ではなく、熱出た時に！？
直人「もー、襲われちゃうのかと思ったわよ！もうあたし、お嫁に行けないわ…！」
剛典「直人さん、言い方オネエになってます」
ってことはさっきの事は本気ではなかったってことか…
あーあ、なんか言われて損した…
私のドキドキを返せっ！！(2回目)
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作者名：YUME | 作成日時：2017年7月3日 3時
