Turning back 登坂広臣 -3-

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隆二side


「ごめんっ臣！おまたせ〜」



「おう、ってか何、彼女と電話？(笑)」



「ま〜ね(笑)」



「うわ、デレやがって(笑)幸せ分けろよ(笑)」




なんかコイツとは初めて話すのにそんな感じしない(笑)


今日話しかけてよかった(笑)



「臣の方こそ彼女いるんだろ〜？

モテまくってそうだし選び放題じゃん？(笑)」



「だからモテねぇっつの(笑)女もいないし

･･･まぁ忘れられない女ならいるんだけどね(笑)」



「忘れられない女って元カノてこと？」



「まーね(笑)高校の時に付き合ってたんだけど

ちょっとしたすれ違いで別れちゃって。ずっと引きずってんの(笑)

俺、重い男でしょ(笑)」




･･･なんかすげぇ意外。


見た目いかにも遊んでそうなのにめちゃくちゃ一途じゃん･･･。




「いや？まあ確かに意外だけど好感度上がったわ(笑)」



「なんだよそれ(笑)

つーか、彼女の写メとかねぇの？見せろよ(笑)」




「えー？あるけど見たい？悪いけどすんげぇ可愛いよ？(笑)」



「まじうっぜーーお前！(笑)

じゃあ見せてもらおうじゃん、その自慢の彼女(笑)」



「ほら、どうだよこれ！かわいくね？(笑)」





俺は待ち受けにしていたAとの２ショットを臣に見せた。

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