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「俺のこと好き？」
『大好きだよ。わかるでしょう？』
「大好きじゃわかんねぇな」
俺をずっと抱きしめていた腕が緩んで、首からすっと抜けた。
『なんか、今日意地悪じゃない？』
「そう？(笑)」
『意地悪だよ！笑ってんじゃん！』
「で、どうなの？」
すると彼女はムッとした顔をして、ほんの一瞬。
背伸びをして真似するかのように頬にキスをした。
『愛してるよ』
って言った。
「じゃあ、俺の愛してる超えたらプロポーズしてやるよ」
『なにそれ(笑)』
「ま、せいぜい頑張んな」
『ムカつく！いつか結婚してくださいって膝まづかせてやる！』
「俺はいつでも指輪持って膝まづけるけど？」
『……今日の広臣なんかクサイ』
「たまにはいいだろ？」
『うん、大好き』
ハッーもう、ほんとに最高。
キスしてぇ。抱きてぇ。可愛い。
「なぁ」
『なぁに』
「シよ」
『ばぁか』
ですよね。
君はスるよりキスのが好きだもんな。
彼女の嫌なことは絶対しません。
昔の俺だったら、自分がシたくなったら相手の気分じゃないとかお構い無しにシてた。
だけど、彼女には…Aには絶対嫌がる事はしないって誓った。
前に、彼女の我慢に気づかなくて、1度彼女を失いかけたから。
もう、そんなこと起こらないように。
「じゃあ、キス」
『うん、して？』
本当に甘え上手なやつだ。
顔を近づけると、待ってとストップをかける。
「なに？」
『ベッドでキスして』
彼女といると、ほとんど頭の中ピンクな俺だから、そればっかりで彼女は嫌がるかもしれないけど男の事情だ。
好きな女にそんなこと言われて勃たないわけない。
「お前って最高だな(笑)」
手を引いて寝室のベッドに2人で腰掛ける。
「もうキスしていい？」
『うん、いっぱいして？』
あぁ、もう、これだから男事情を知らない君は…。
でも、どんなことがあっても君といたいから君の大好きなキスをするよ。
もういらないってほど、キスしてあげる。
君が俺に触れた時はもう容赦なく頂くけど、それまでまはキスで君に愛を伝えるよ。
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作者名：omigirl | 作成日時：2017年9月5日 0時
