貴方との毎日と君との毎日[Hiroomi] (ページ35)

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『えっ！』

そんなところに付けてたの！？

なぎ「お客さんから見えない場所でよかったね(笑)今日仕事だったでしょ？(笑)」

すんごいニヤケっぷり。

私は急いで束ねていた髪の毛をおろした。

なぎ「考えられないわー(笑)あんなに硬派なAがキスマーク付けられるようになったとは」

『……』

めっちゃ恥ずかしい。

なぎ「どんな感じなの？登坂さん」

『は！？』

なぎ「Aってずっと処女だったじゃん？だからこういう話したことないし。Aが処女卒業したときだって恥ずかしがって教えてくれなかったじゃん！」

『いや、そんなの普通の詳しく言わないよね！？』

なぎ「言うよ！もう付き合って随分経つんだし良くない？」

『…なんでそんなの聞いたいの』

なぎ「楽しいじゃん♡」

お前は男か！

なぎ「じゃあ質問するからYesかNoで答えてね！」

『やだよ！』

なぎ「やっぱ上手なの？」

『……わかんない』

なぎ「なんで！」

『だって…、私、広臣くんしか知らないもん』

なぎ「……、ごめん、今のあんためちゃくちゃ可愛いわ」

『なに！もう黙って！』

なんなのこれ(笑)

なぎ「じゃあすごい？」

『すごいって？』

なぎ「激しいかってこと」

『なっ…！』

広臣くんの男らしい鋭い目や腕、厚い胸板を思い出してしまって顔が熱くなるのがわかる。

『…わかんない』

なぎ「はいー嘘ー」

『そんなの恥ずかしくて言えない』

なぎ「じゃあ言い方変えるわ。次の日腰痛い？」

『……』

私は声には出さず、小さく頷いた。

なぎ「まぁそうよね(笑)すんごいえろそうな顔してんもん(笑)」

たしかにえろいと思う。

キスしてる時はえろさを出さないのに、一回スイッチが入るともうすんごいドスケベと思ってしまうのは私か経験無さすぎるから？

『ねぇ、なぎ』

なぎ「ん？」

『あの、さ、気になることあって』

なぎ「なに？」

『１日で何回スるのが普通？』

なぎ「え？(笑)」

『なぎは彼と１日に何回スる？』

なぎ「一回とか二回…？」

『…そうなの？』

彼はやっぱり相当な変態なのかもしれない。

なぎ「登坂さん、そんなやばいの？(笑)」

『…うん』

なぎ「何回？」

私は手のひらをパーにして彼女に見せた。

なぎ「は？5？」

『平均して。多い時はもっとある』

なぎ「…マジで言ってんの？」

彼女はあんぐりと口を開けて驚いている。

なぎ「A」

『……』

なぎ「そう言うの、絶倫って言うんだよ」

『やっぱり多いよね』