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俺は、気付いたら泣いていた。
こんなにも悔しいことがなかったからだろう。
どうやって謝る?
どうやったら、嫌われない?
そんなことしか、今の俺には考えられない。
剛典「……先生。
A、起きたよ。」
広臣「なあ、剛典くん。
俺って、Aちゃんにもう嫌われたのか?」
この子に聞くのが一番だろう。
するといきなり
剛典くんが俺の首元をぎゅっと握り
殴りかかってきた。
剛典「てめえ、あんなにもAに
好かれてたのに、いきなり見捨てるのかよ!
あんなにも好かれてたのに、また捨てられるとか、
少しくらいAの気持ち、考えてやれよっ!」
広臣「……っ」
剛典「Aが起きた時、
1番に名前を呼んだのはお前なんだぞ。
広臣先生は?って。
泣きながら手探りで探してたんだよ
なんで、すぐに行ってやらねえんだよ」
そんなっ……
涙が溢れてきた。
剛典「泣いてる場合じゃねえだろっ!
早く行けって!」
そういう、剛典くんも泣いてるじゃないか。
俺は急いで医療室へと向かった。
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三代目fan(プロフ) - 早く記憶が戻って臣に甘えてる主人公ちゃんみたいです(><) (2016年2月21日 10時) (レス) id: 556358c427 (このIDを非表示/違反報告)
おみじろう(プロフ) - 三代目fanさん» コメントありがとうございますっ(○´ー`○) (2015年9月22日 13時) (レス) id: af64f8ac2a (このIDを非表示/違反報告)
三代目fan(プロフ) - 主人公ちゃんと臣のこれからが楽しみです!!心開いてくれるのか… (2015年9月21日 23時) (レス) id: c35392fa5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おみじろう | 作成日時:2015年9月21日 23時