夢をありがとうⅡ (ページ19)

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臣「待ってて。
飲み物持ってくるから。」

リビングに行けば
寝てた葉月の声が聞こえてたのか
ELLYが起きてて

E「大丈夫？

魘されてたみたいだね。
リビングの隣でよかったね。」

臣「悪い。起こした。
なんか昔？の夢見てたみたい。

急に震えだして」

E「ここ最近、思い出さざるを得ないこと
ばっかだったしね。
神経はってただろうし。仕方ないよ。
あのあと少し寝ながら考えたけど
本人無意識でも怖かったと思うよ。
ずっと。

寝言？でさ？

おみぃちゃんってずっと彼女呼んでたじゃない？
ずっと助けてって思ってたのと
環境がそれを許さなくて、、、。」

臣「うん。
てっきり親子で仲良くやってるんだって思ってた。
いつか会えたらいいなって
たまに思うくらいで。

俺ってやっぱり薄情？(笑)」

？「臣は薄情だろ笑
そりゃ、知る手段もなかったんだから
そう思うものじゃない？
親戚とかでもさ、遠くに住んでれば
そん�心兇犬犬磴覆ぁ�
誰もその人が、借金まみれで明日食うもとか
そこんちの子がいじめにあって
今日生きるか悩んでるのかもとか思わないよ。」

臣「そっすね、、、。え、
っていうかいつ来たんすか？
直人さん」

直「一時間くらい前かな？
やっぱり心配だし朝起きた時が一番心配だから
玄関においてあった合鍵借りてさ。
少し置場所考えなさいよ！？」

臣「うわ。信じらんない。」

ELLY「あはは笑
でもちゃんとピンポンしてますよ直人さん」

臣「そういう問題？笑
でも、助かります。
朝の事まで考えてなかった」

直「それより、いいの？
こんなとこで話してて。
葉月待ってるんじゃないの？ほれ、ポカリ」

臣「あ、そうだ。
飲み物、、、
つか葉月呼びはやめてよ直人さん。
ポカリも買ったのELLYだし。」

直「えー、いいじゃん！
これから長い付き合いになりそうだし。」

後ろであれやこれや言う最年長(殴られる)
をスルーして
部屋に行けばまだ、肩を震わせてて

自分の知らぬところで
必死に生きて、必死に耐えて逃げてきて

ずっと心の中で待っててくれたこと

愛しくてたまらくて
あの女、、母親に対する怒りも
再発しだして

後ろからぎゅっと抱き上げた。

臣「お待たせ。はづちゃん。
ずっとよく生きてたよお前。
さすがうちの妹ってとこだな。

本当に。

痛くて寂しくて怖かったこと
これから少しずつ消してこ。

俺だけじゃくて皆もいるから
すぐ消してやるから。」

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