葉月side ページ18
夢をみた。
小さくて、狭くて、暗くて、臭くて
あの部屋だ、、、
私はもっと狭くて汚いところにいる
あそこだ、、、あの押し入れ、、、
誰かの
叫び声、、？ヒステリックな、、
冷たくて、、
男といるんだろう、、、
あの女だ。
寂しい けど 寒くないから
夢なんだろうな
怖い 恐いよ おみぃちゃん
迎えになんて来ないのわかってる
でも、お願い 助けて
体が震えて 体が動かない
指先も、瞼も 力が入ってかたまってる
逃げたい 逃げれない
ガタッて襖が開いて
部屋に誰か入ってきた
私がいるのバレたんだ、、、
夢の中なのに、ぎゅっと目を瞑る
怖い なにされるの
それともあの女？？
ガッ
襖が開いて
思わず息をぎゅっと止める
ぶたれる
《葉月 おいで 葉月−》
、え？
おみぃちゃん？
迎えに来てくれたの？
おみぃちゃん 葉月 ずっと待ってたんだよ
助けて 怖いの あの男が あの女が！！
−−ﾊｯ
体の力が一気に抜けて
目がやっとうっすら開けられた
おみぃちゃん、、？
ベッド？？
臣「葉月？？葉月！！
大丈夫か？？
ごめん心配で隣入ったら
お前すごい、、、」
『おみぃちゃん！！！
こわ、恐いよ 助けて
怖かったの！！ずっと待ってたの！！
お、押し入れいて、、あの部屋にいて
暗くて、寒くて、、、あの女！あの女が、、、男が
私ホテルにいたのに、、！』
涙も震えも止まらなくて
まだ夜中だって目を開けてわかってるのに
声も抑えられなくて
泣いて、泣いて
見た内容半分くらいしか言えなくて
臣「、、大丈夫、大丈夫。
ここは俺んちの、俺のベッド。
ホテル前でお前熱出してぶっ倒れて。
あの女もあの男もいなかったよ。
ずっと寝てたし、ずっと
隣にはさっき来たけど
ずっと近くにいたよ。
あの男、、男は皆が途中までいたけど
あ、ELLYは今もいるけど。
だから、とりあえず大丈夫。
熱は、、まだ高いか。」
背中をゆっくり擦って
もう片方の頭の下にある腕は伸ばして
腰の近くをとんとんしてくれる。
あ、そうか。
そうだ、、、私、、、、
そう思ったら
今こうしてるのも、嫌で
嫌ではないけどモヤモヤして
おみぃちゃんの腕から頭をずらして
反対を向いた
私、おみぃちゃんのこと
ずっと待ってたのに
私は、、、
ごめんなさい、、、
ﾋｯ、ﾋｯって涙が止まらなくて
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 179人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - GENE大好きで涼太くんとあらんくんとれおくんよりのオールです最高です三代目は臣君と岩ちゃんと今市君寄りのオール担当です最高です (2019年4月26日 16時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんご | 作成日時：2019年4月24日 17時
