夢をありがとうⅡ (ページ2)

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臣『知らなくてごめん。
叩いて悪かった。

ちょっとずつ聞くから答えて？
いつからこの仕事してるの？』

葉月「高校生から、、」

臣『葉月は今18でしょ？』

岩「自分も思ってました。
高校ってだいたいが16歳から
入るんだよね。」

葉月「16歳から今の仕事してる、、、。
お店のママに、、
太陽があるうちは外で人に聞かれた時は
高校生って言うようにしなさいって。」

臣『そのママってのは
クラブのママだろ？
なんでその人のとこで働くようになった？

その人が葉月の』

葉月「ちがうよ。
その人は"ママ"じゃないの。

２年まえ？３年まえに、、、。
14歳になる前にはもう
水道も電気も止まって、
あ、ここに住めなくなるって。

それで外に出たの。」

"葉月side

外に出てからが一番大変で
ずっと色んなところフラフラしてて

警察の人に見つけられると
追いかけてくるら気をつけて

橋の下に隠れてたの。
そしたらたまたまそこに住んでた
おじさん達がいて

「お嬢ちゃん毎日ここで踞ってるけど
家はどうしたんだ？親は？」

葉月「小学生のときから
ママ帰って来なくて

この前お水も電気もお風呂も使えなくなったの」

「他に行く当てはないのかい？
家族や親戚とか、、
だってお嬢ちゃんまだ子供じゃねーか」

葉月「うん。なんもないの。
おみぃちゃん、、お兄ちゃんがいるけど
小さい時にママが来てそこからわかんない。
」

「でも、、学校だってあるだろ？
どうしてたんだよ」

葉月「学校は何回かしか行ってないから。
葉月読んだり書いたりできないし。

だからここにいさせて？
ちょっと休むだけでいいから。」

しばらくおじさんちは
困っ�心蕕靴討覆鵑�辰靴討燭韻�

何日かしてまた
橋の下に隠れてたら
おじさん達のお家の間に
小さいけど私のお家を作ってくれたの

おじさん達が洋服とかお布団とか
持ってきてくれて

「ここなら安心だろ。
夜は出かけることが
多いけどそんな長い時間じゃねぇ。
ただ、ずっと面倒みるわけにもいかねんだ。
俺らも明日食えるかって身だからな。」

夜になるとハンバーガー屋とか
飲食店の残りが捨てられるから
おじさんちはそれを手分けして回収する

昼間は空き缶や鉄屑拾ったりして
集めてお金にするのだとかで

昼間はここに子供がうろうろしてるのを
見られたら
住めなくなるし警察が来るし
施設というところに住むことになるのだとか。

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