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Aside


母「小さい頃は体が弱くてあまり遠くに連れて行ってあげられなかったけど…

今は白先生のお薬のお陰ですっかり元気だし、前々からあんたにはもう少し外の世界を見てきて欲しいと思ってたのよ

そこにこんな話が舞い込んできて…いいタイミングだわ!」


呆然とする私の肩を叩くと母は意気揚々と話し始めた


『いや…、いいタイミングって、私は別に』


行きたいなんて一言も言っていない


父「ただ行かせるんじゃないぞ、私の娘として、我が家の茶葉を贔屓にして下さっているお客様の元へとご挨拶に行って欲しいんだ」


ということはつまり仕事という名目で私を璃月港に…?


それならばしっかり事をこなせばすぐに帰ってこれるはずだ


……正直乗り気じゃないけど、行くしかないか


『…わかったよ、行けばいいんだよね』


期待大な視線を両親から向けられたらそりゃ娘は断れませんよ


母「可愛い子には旅をさせろっていうでしょ…?病弱なあんたを過保護にし過ぎてしまったから心配で…」


今更そんなこと言われてもなぁ…


娘が元気に育った途端に自由すぎやしないだろうか


自分としてはも少し蝶や花やと扱ってもらっても良いのだが


それに……


『道中、魔物やら宝盗団がうろついてるかもしれないよ?そんな危険な旅を大事な娘一人に任せて良いの?』


やっぱり辞めた!と言わせたくてそんなことを両親にふっかけてみると


母一人ならず父までもが私の言葉を聞いてニコニコと嬉しそうに微笑み始めた


父「私が大事な一人娘をそんな危険な目に合わせようとするわけがないだろう?

もう先手はうってある、なぁ母さん」


なんだろう、含みのある言い方だ


父が母に目配せすると待ってましたと言わんばかりに母が私の前へと出てきて…


母「実はね、あんたの護衛を嘉明に頼んだのよ!

鏢師としての嘉明の評判は聞いているでしょう?これで私たちもあんたも安心ね!」


『は?がみん……?』


父「ああ、旧知の仲の彼ならお前も安心出来るだろう

母さんから提案があった時、私も是非彼に任せたいと思ってな…鏢局に連絡を取ったんだ」


そうしたら快く引き受けてもらった、と


父と母は二人して良かったと安堵している中


ひょんな事で数年ぶりに嘉明と対面すると知った私はいい知らぬ緊張と焦りに襲われていた

七→←五



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おりんぽす(プロフ) - るみさん» 率直なご感想ありがとうございます!とても嬉しいです☺️更新のモチベにつながります˚✧₊⁎ (2月26日 20時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - 好きです(コメント失礼します)大事なことなのでもう一度言います(?)好きです!!! (2月26日 1時) (レス) @page38 id: 270f4769cf (このIDを非表示/違反報告)
おりんぽす(プロフ) - 星空ブリキさん» 以前も万葉くんの小説にコメントくださいましたよね…?!変わらず応援してくださって本当に嬉しいし励みになりますありがとうございます😭!嘉明くん推しなんですね!彼の魅力を引き出せるよう頑張ります! (2月15日 10時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ(プロフ) - おりんぽすさんの作品をいつも楽しく拝見してます! まさか推しの小説を書いている……………!!? めっちゃ嬉しいです! (2月14日 16時) (レス) id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おりんぽす | 作成日時:2024年2月12日 21時

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