検索窓
今日:59 hit、昨日:27 hit、合計:30,369 hit

ページ6

Aside


あの日から数日ーーーーー


私はいつもと何一つ変わらない日々を過ごしていた


毎朝の早茶でおばちゃん達に嘉明のことでからかわれるようになったくらいか


こんな身近なところに恰好のネタがあった!と言わんばかりに食いついてくるからどうしようもない


いつもは一つの噂や話題はすぐに飽きるのに


今日の朝なんか……


花琳「Aちゃん、璃月港に住んでる娘から紅が届いたのだけど使わない?私には色が合わなくて…」


母「Aが紅をさしているところなんて見たことがないけど…」


深緑「まぁ〜!じゃあ尚更ね!ほらほら私がつけてあげるから!……あら、すっごくかわいいわぁ!」


紫薇「これで嘉明くんもイチコロよぉ!」


ーーーーー


ーーー





なんてことを思い出してはぁ〜と長いため息をつく


本当、こう言う話大好きなんだよねおばちゃん達は


『当の本人はもうその話題には飽きてるってのに…』


ブツブツ文句を言いながら茶葉を手揉みしていると


母「A、いるの〜?!ちょっと手を止めて来て!」


工房の外から母が大きな声で私を呼んだ


『今行く〜!』


今度は何事だ…と思いながらも怒ると怖い母には逆らえないので渋々作業を中断して素直に母の元へと向かった


母「お父さんから話があるから」


ん?父から話…?


母と一緒に父のいる書斎へと向かう


父はそこで仕事をしているはずだ


母「お父さん、入るわよ〜」


『私に話ってなに…?』


若干ドキドキしながら父の部屋に入ると父は書類を書く手を止めて筆を置いた


父「ああ来たか、そう大した話じゃないんだが…」


白い髭をさすりながら私に微笑む父


母「何言ってるの、大した話よ〜!」


何で母の機嫌がこんないいんだ…?何か嫌なものを感じる、何故だ


父「お前、璃月港に行きなさい」


にっこりと微笑んだ父の口から出た言葉に


私はしばらく反応できなかった


璃月港に行く………私が………?


『え?!………ど、どういうこと?!何しに?!どのくらい?!』


俗に言うパニック状態


璃月港なんて、幼い頃海灯祭の時に両親と一回行ったキリだ


そんなところに何故、私が、一人で?!


両親の目も気にせず両手で頭を抱えていると母が私に近寄ってきてニコニコしながら肩を叩いた

六→←四



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
181人がお気に入り
設定タグ:嘉明 , 原神 , 璃月
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

おりんぽす(プロフ) - るみさん» 率直なご感想ありがとうございます!とても嬉しいです☺️更新のモチベにつながります˚✧₊⁎ (2月26日 20時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - 好きです(コメント失礼します)大事なことなのでもう一度言います(?)好きです!!! (2月26日 1時) (レス) @page38 id: 270f4769cf (このIDを非表示/違反報告)
おりんぽす(プロフ) - 星空ブリキさん» 以前も万葉くんの小説にコメントくださいましたよね…?!変わらず応援してくださって本当に嬉しいし励みになりますありがとうございます😭!嘉明くん推しなんですね!彼の魅力を引き出せるよう頑張ります! (2月15日 10時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ(プロフ) - おりんぽすさんの作品をいつも楽しく拝見してます! まさか推しの小説を書いている……………!!? めっちゃ嬉しいです! (2月14日 16時) (レス) id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おりんぽす | 作成日時:2024年2月12日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。