四十六 ページ47
嘉明side
女の子1「それじゃあ、また今度の舞台楽しみにしていますね」
嘉明「おう！よろしくな」
ワイワイと盛り上がる女の子たちに手を振ってオレは片付けを再開した
正直、自分のことを見てくれている人がこんなにいると思わなかったから嬉しかった
やっとオレの獣舞劇を観てくれる人が増えたんだって実感できる
………でも、何かが足りない
その満たされない理由は分かっている
だって今日オレが獣舞劇を一番見せたかったのは………
嘉明「A……見てくれたかな、ちゃんと」
そう、舞台が終わってから彼女が会いに来てくれることを期待していたのだけど
周りを見渡してももう人はまばらで残っているのはオレ達獣舞隊のやつらくらいだった
宿に戻ったのか？夜も遅いから仕方ないか
そう思っていると
パイモン「嘉明〜！」
こっちに向かって走ってくるのはパイモンと蛍と……
二人だ。Aは一緒じゃないのか……
二人は舞台が終わってからいち早くオレに会いに来てくれて、今回舞台を見たがっていたフォンテーヌの人とも挨拶をした
そのフォンテーヌの人…確かフリーナだったかな？は先に帰ったみたいだけど
嘉明「二人とも、どうしたんだ？忘れ物か？」
すると蛍がオレに何かを差し出した
蛍「これ、Aから預かったの。嘉明に渡しておいてくれって」
蛍の口から出た名前に驚く
Aから？一体どういうことなんだろうか
オレは蛍から受け取った手紙を開いて読んだ
そこには
【嘉明へ
嘉明の獣舞劇、とてもすごかった
今も昔も嘉明の舞は見てると元気になる
私は大好き。
でも私だけじゃなくて、もっとたくさんの人に
好きになってもらえるようにこれからも頑張って
影ながら応援してるね。直接言えなくてごめん。
今日は宿に戻って明日、翹英荘に帰ります。
A】
手紙には、そう綴られていた
なんで直接会いに来てくれないんだよ
オレはオマエの口から聞きたかった
Aに、笑顔で喜んで欲しかった
まだ幼かったあの頃に披露した見様見真似の舞で喜ぶAの笑顔が好きだったから
それなのに顔も合わせないで明日帰るなんてーーー
一方的なAの態度にオレは違和感を感じていた
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おりんぽす(プロフ) - るみさん» 率直なご感想ありがとうございます！とても嬉しいです☺️更新のモチベにつながります˚✧₊⁎ (2月26日 20時) (
レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - 好きです(コメント失礼します)大事なことなのでもう一度言います(？)好きです！！！ (2月26日 1時) (レス) @page38 id: 270f4769cf (このIDを非表示/違反報告)
おりんぽす(プロフ) - 星空ブリキさん» 以前も万葉くんの小説にコメントくださいましたよね…？！変わらず応援してくださって本当に嬉しいし励みになりますありがとうございます😭！嘉明くん推しなんですね！彼の魅力を引き出せるよう頑張ります！ (2月15日 10時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ(プロフ) - おりんぽすさんの作品をいつも楽しく拝見してます! まさか推しの小説を書いている……………!!? めっちゃ嬉しいです! (2月14日 16時) (レス) id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おりんぽす | 作成日時：2024年2月12日 21時
