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Aside


朝の茶摘みは無事に終えて…


寝坊という罪を犯していつもより疲労困憊気味の私はさらに早茶の準備をさせられていた


毎朝、母と私とおばちゃん達で茶摘みの後早茶をするのが日課なのだ


母「A、お茶の準備は出来たの〜?」


『もう出来るから待ってて』


点心を用意する母にお茶の準備をする私


おばちゃん達は早茶の席が整うまで道具の片付けなどをやってもらっている


私の家の畑は広いからお手伝いさんがいないと手が回らない


いわば早茶は毎朝手伝ってくれているおばちゃん達への感謝の気持ちでもあるのだ


『よし、と…深緑(シェンリュ)おばちゃん片付け終わった?』


深緑「ええ、茶器も用意したわよ〜」


さすが深緑おばちゃん、これで私は茶を持っていくだけで済む


母も点心をいくつか運んでくるとおばちゃん達もテーブルに並べるのを手伝い始めて


私は全員の杯に茶を入れていく


霧のように湧き立つ湯気


松蘿仙芽の香りが中庭に漂う


全員が席につくと皆各々箸を手に取り点心を摘み始めた


母「そういえば花琳(ファリン)、最近お孫さんが出来たのよね、会いたくて仕方ないんじゃないの?」


花琳「そうなのよぉ!もう今だってすぐに会いに行きたいわ、まぁ娘と孫たちは璃月港にいるからそう易々と会いに行けないんだけどねぇ…」


深緑「女の子なんでしょ?まぁ〜かわいいでしょうね」


紫薇(ズーウェイ)「あら羨ましい、うちは男ばかりだから女の子も欲しいわぁ」


おばちゃんトークが盛り上がり始める中


私はいつもこの時間は点心と茶を嗜みながらその日の自分の運勢を占っている


茶葉の香りや味、葉の開き方で運勢を占う、私独自の卜占(ぼくせん)


茶壺(ちゃふう)の蓋を開けて茶葉を取り出し簡単に占う


じぃと茶葉を見つめては睨めっこを繰り返す


『……ひとつだけ開きがいいのに後はいつもより萎んでる』


こんなことあまりないんだけど


近々思いがけないことが起こる…とかそういうことかな


私が茶葉を睨みながら難しい顔でうんうん唸っていると


おばちゃんトークで盛り上がっていたおばちゃん達が何故かいつの間にか私を見つめていることに気づいた

四→←二



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おりんぽす(プロフ) - るみさん» 率直なご感想ありがとうございます!とても嬉しいです☺️更新のモチベにつながります˚✧₊⁎ (2月26日 20時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - 好きです(コメント失礼します)大事なことなのでもう一度言います(?)好きです!!! (2月26日 1時) (レス) @page38 id: 270f4769cf (このIDを非表示/違反報告)
おりんぽす(プロフ) - 星空ブリキさん» 以前も万葉くんの小説にコメントくださいましたよね…?!変わらず応援してくださって本当に嬉しいし励みになりますありがとうございます😭!嘉明くん推しなんですね!彼の魅力を引き出せるよう頑張ります! (2月15日 10時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ(プロフ) - おりんぽすさんの作品をいつも楽しく拝見してます! まさか推しの小説を書いている……………!!? めっちゃ嬉しいです! (2月14日 16時) (レス) id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おりんぽす | 作成日時:2024年2月12日 21時

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