二十七 ページ28
嘉明side
もう来ているかもしれない、もしかしたら待たせているかも
朝の様子からしてあまりAを一人で待たせることはしたくなくてオレの歩調も自然と速くなる
璃月港に来たついでに自分の仕事を片付けていたらすっかり日は沈んでいた
軽く息を切らしてAと約束をした場所に向かうとそれらしき人物が見える
嘉明「A…！ごめん、待ったよな？」
膝に手をついて息を整える
オレに気づいたAはこっちに視線を向ける
『嘉明、もしかして走ってきたの？』
嘉明「当たり前だろ…、オレから誘ったのに待たせたら悪いし……って行秋坊ちゃん？」
行秋「おや、嘉明じゃないか」
Aの隣には行秋坊ちゃん
この二人、知り合い…だったか？
不思議そうに坊ちゃんを見ているとオレの疑問に気づいたらしい坊ちゃんがクスッと微笑む
行秋「Aか…、とても素敵な名前だね。
さて、待ち人も来たみたいだし僕はそろそろ行くよ」
『行秋さん、ありがとうございました』
パッと頭を下げるAにヒラヒラと手を振りながら夜の璃月に消えていった坊ちゃん
去り際にオレのことをチラッと見ていたのは気のせいだろうか…
いやそれよりオレが気になるのは
嘉明「行秋坊ちゃんと知り合いだったのか？」
もしかしたらお得意様ってのは飛雲商会のことだったり
そんな事を考えているとAがふるふると首と手を横に振った
『ううん…！実はね……』
Aはオレを待っていた間のこと、行秋坊ちゃんといた経緯を話し始めたーーー
ーーーーー
ーーー
ー
嘉明「っごめん！！本っ当に！！」
パシッと手を合わせて盛大に謝り倒す
『別に嘉明のせいじゃないから…』
Aはそういうけど一人で待たせたオレが悪い
というかそう思わせてくれ
だってつまり、得意先の息子はAを気に入っちまったってことだろ
それってつまり………
嘉明「〜っごめん！もう絶対夜に一人にしないからな！」
『そんな子供じゃないんだから大丈夫だって…』
呆れたように笑うA
子供みたいだからとか、そんなこと微塵も思ってない
むしろ………
嘉明「Aが昔よりとびきり綺麗になったから、心配なんだ。子供だなんて思っちゃいない」
危ない目に合わせたくない
大切な幼馴染に対してそう思うのは、普通のこと…だろ？
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おりんぽす(プロフ) - るみさん» 率直なご感想ありがとうございます！とても嬉しいです☺️更新のモチベにつながります˚✧₊⁎ (2月26日 20時) (
レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - 好きです(コメント失礼します)大事なことなのでもう一度言います(？)好きです！！！ (2月26日 1時) (レス) @page38 id: 270f4769cf (このIDを非表示/違反報告)
おりんぽす(プロフ) - 星空ブリキさん» 以前も万葉くんの小説にコメントくださいましたよね…？！変わらず応援してくださって本当に嬉しいし励みになりますありがとうございます😭！嘉明くん推しなんですね！彼の魅力を引き出せるよう頑張ります！ (2月15日 10時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ(プロフ) - おりんぽすさんの作品をいつも楽しく拝見してます! まさか推しの小説を書いている……………!!? めっちゃ嬉しいです! (2月14日 16時) (レス) id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おりんぽす | 作成日時：2024年2月12日 21時
