二十二 ページ23
嘉明side
嘉明「霄灯の上から見た璃月港の景色、最高〜っに綺麗だったぜ…親父の顔もよく見えた」
蛍とパイモンと話しているうちにあの時の興奮が蘇ってくるようでつい話し込んでしまった
パイモン「またここで劇が出来るといいな!そしたらAも見れるんじゃないか?」
蛍「また皆で一緒に見たいね」
オレの獣舞劇を見たいって思ってくれる人が増えてくれて素直に嬉しい
これを機に港で公演する回数も増やしていけたらいいな…
それで各地に興行に行ったり
そうすれば、翹英荘でも本格的な獣舞劇を見せることが出来る
オレがちっちゃい頃に見た、あの劇のように
まだオレのちゃんとした獣舞劇を見たことないAだって驚いてくれるはずだ
先の想像につい楽しくなって口角が上がる
嘉明「Aにも、いつか大きい舞台でオレが舞ってるとこ見せたいぜ」
楽しみにしてる、なんて返してくれるかな
何て思いながら隣にいるAを振り返ると
『…………っえ?ごめん、何か言った…?』
ぽやっと空を見つめて呆けているAの姿が目に入った
パイモン「お前にも大きな舞台で劇を見せれたらいいなって話してたんだ!」
『あ〜!うん!そうだね…!それは是非見たい!』
すぐに会話に混ざって蛍とパイモンと笑い合うA
でも、オレにはそれが少し気がかりだった
ーーーーー
ーーー
ー
早茶を終えてまた会う約束をして二人と別れ
オレとAの二人だけになった
『お腹いっぱい……!美味しかったね〜』
相変わらずAは妙なテンションをしている気がする
いつもはいい意味であまりはしゃがない性格のAが何故か意気揚々としているように見えるというか…
昔、Aが体調を崩す前は毎回微妙にハイテンションだった気がする
お腹をさすりながらご機嫌(?)なAの前に回り込んで顔を覗き込む
嘉明「A、具合悪いのか?」
『え?何で?どこが?』
きょとん…とするA
オレの思い違いかな…?でもなんか違和感が
嘉明「大丈夫かなぁ…ほんとに」
ついつい心配が口に出てしまう
Aはそんなオレをしばらくしかめっ面で見ていたけど不意にパチンと手を叩いた
『あっ、そろそろ父さんからの依頼をこなさないとだから…!私行くね?それとご飯は一人でも食べられるから気を使わなくていいよ…!』
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おりんぽす(プロフ) - るみさん» 率直なご感想ありがとうございます!とても嬉しいです☺️更新のモチベにつながります˚✧₊⁎ (2月26日 20時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - 好きです(コメント失礼します)大事なことなのでもう一度言います(?)好きです!!! (2月26日 1時) (レス) @page38 id: 270f4769cf (このIDを非表示/違反報告)
おりんぽす(プロフ) - 星空ブリキさん» 以前も万葉くんの小説にコメントくださいましたよね…?!変わらず応援してくださって本当に嬉しいし励みになりますありがとうございます😭!嘉明くん推しなんですね!彼の魅力を引き出せるよう頑張ります! (2月15日 10時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ(プロフ) - おりんぽすさんの作品をいつも楽しく拝見してます! まさか推しの小説を書いている……………!!? めっちゃ嬉しいです! (2月14日 16時) (レス) id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おりんぽす | 作成日時:2024年2月12日 21時