二十 ページ21
Aside
早朝、目を覚ました私は寝ぼけ眼をこすって辺りを見回す
見たことのない部屋、装飾、寝台…
ああそうか、私璃月港に泊まったんだった
そう理解するまでに大分時間がかかった気もするけど
『また昔の夢を見た気がする……』
嘉明と数年ぶりに会ったからだろうか？
忘れかけていた思い出が夢として思い起こされたようだ
とりあえず嘉明との約束の時間に間に合うように身支度をしないと
昨日は寝台に倒れ込んでそのまま寝てしまったようなのでまずはお風呂に入って…
『化粧は……持ってきてないしなぁ…道具』
唯一、おばちゃんに貰った紅だけは荷物に入っていたのだけど
紅だけ差してもしょうがないと思った私はその紅を服に仕舞い込んだ
ーーーーー
ーーー
ー
嘉明と待ち合わせの時間
昨夜はここで早茶をしようと約束してから別れた
嘉明を待ちながら璃月港を行き交う人達を目で追いかける
早朝なのに結構な人通り
港でも翹英荘でも璃月人は皆朝が早いみたいだ
嘉明「Aおはよう！悪い、待たせたか？」
街並みを見ていると不意に後ろから嘉明の元気な声がかかる
『おはよう、そんなに待ってないよ』
なんか、嘉明とおはようを言い合うのって新鮮だ
慣れない感覚の余韻を感じながら歩き出す嘉明に着いていく
すると前を歩く嘉明がこちらを振り返る
嘉明「そうだ、早茶なんだけどオレのダチも相席していいか？Aの話をしたら会いたいって言うんだ」
『私に？別に構わないけど…』
嘉明の友達ってどんな人なんだろう
ガタイのいいムキムキな男性とか
姉御肌で強そうな女性とか…
色んなパターンを想像していると
嘉明「万民堂で待ってるはずなんだけど…、おっ！いたいた」
嘉明が手を振る先で店の外椅子に座っている人物を見つけた
それと、何かがその人の横に浮いている…？
パイモン「お！嘉明〜！こっちだ！」
浮遊物が喋った
思わず凝視してしまってそのまま嘉明の後ろに続く
嘉明「紹介するぜ、俺の幼馴染のAだ。綺麗だろ！」
『は？！何その紹介…？！』
思わぬ嘉明の発言に咄嗟に突っ込んでしまう。顔が熱い
きょとんとしている嘉明の横でしどろもどろしていると
かわいらしい雰囲気の女の子が私の前へとやって来た
蛍「私は蛍。こっちはパイモン、よろしくね」
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おりんぽす(プロフ) - るみさん» 率直なご感想ありがとうございます！とても嬉しいです☺️更新のモチベにつながります˚✧₊⁎ (2月26日 20時) (
レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - 好きです(コメント失礼します)大事なことなのでもう一度言います(？)好きです！！！ (2月26日 1時) (レス) @page38 id: 270f4769cf (このIDを非表示/違反報告)
おりんぽす(プロフ) - 星空ブリキさん» 以前も万葉くんの小説にコメントくださいましたよね…？！変わらず応援してくださって本当に嬉しいし励みになりますありがとうございます😭！嘉明くん推しなんですね！彼の魅力を引き出せるよう頑張ります！ (2月15日 10時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ(プロフ) - おりんぽすさんの作品をいつも楽しく拝見してます! まさか推しの小説を書いている……………!!? めっちゃ嬉しいです! (2月14日 16時) (レス) id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おりんぽす | 作成日時：2024年2月12日 21時
