検索窓
今日:57 hit、昨日:27 hit、合計:30,367 hit

十八 ページ19

嘉明side


Aを部屋まで見送ったあと


オレはザワザワする胸を落ち着かせるために一人で夜の璃月港を歩く事にした


嘉明「なんだったんだよ、さっきのは…」


それは…ほんの少し前の出来事


【私も、嘉明と久しぶりにゆっくり話せて楽しかったよ】


そう言ったAの笑顔を見た瞬間


言いようのない気持ちがオレの中に溢れた


なんて表現すればいいのか…


例えば、獣舞劇を舞っている時の高揚か


或いは一人で海灯祭の霄灯を見つめていた時の切なさか


嘉明「あんな笑顔、出来たんだな……」


すっごく綺麗だったな


まだまだ活気付いている璃月港の灯に照らされて


キラキラと、艶やかに輝いて見えたのはオレの幻覚だろうか?


今年の海灯祭で獣舞劇を披露した舞台傍


その欄干に寄りかかって霄灯の飛び立つ海を眺めながら昂った気持ちを落ち着ける


嘉明「ほんとどうしちゃったんだろ…オレ」


珍しく漏らした短いため息


??「嘉明?こんな所で会うなんて」


???「ん?なんだか珍しく物憂いた顔してないか?」


鈴を転がしたような柔らかな声と


やたらと明るいこの声は……


オレはパッと後ろを振り返る


嘉明「蛍!パイモン!オマエらこそどうしたんだ?こんな時間に」


オレに声をかけて来たのはつい最近出会った最高のダチ。その二人だった


蛍「海灯祭の期間は璃月に留まっているんだけど、今日はやる事がなくて港をただ歩いていたの」


パイモン「暇つぶしってやつだな!そしたらお前が萎れた草スライムみたいに項垂れてるのを見つけたんだ!」


萎れた草スライムって…


嘉明「ははっ、そんな風に見えたか?悪い悪い、別に落ち込んでるわけじゃあないんだ」


何せ自分でも先程の感情がよく分かってないのだし


ちょうどいいからこの二人に相談してみるのも手かな


そんないきなりの提案を快く受けてくれた蛍とパイモン


なんやかんやここでこのまま話しているのも落ち着かなくて

オレは場所の移動を提案してそのまま二人と一緒に璃月の夜を過ごすことになったのだった

十九→←十七



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
181人がお気に入り
設定タグ:嘉明 , 原神 , 璃月
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

おりんぽす(プロフ) - るみさん» 率直なご感想ありがとうございます!とても嬉しいです☺️更新のモチベにつながります˚✧₊⁎ (2月26日 20時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - 好きです(コメント失礼します)大事なことなのでもう一度言います(?)好きです!!! (2月26日 1時) (レス) @page38 id: 270f4769cf (このIDを非表示/違反報告)
おりんぽす(プロフ) - 星空ブリキさん» 以前も万葉くんの小説にコメントくださいましたよね…?!変わらず応援してくださって本当に嬉しいし励みになりますありがとうございます😭!嘉明くん推しなんですね!彼の魅力を引き出せるよう頑張ります! (2月15日 10時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ(プロフ) - おりんぽすさんの作品をいつも楽しく拝見してます! まさか推しの小説を書いている……………!!? めっちゃ嬉しいです! (2月14日 16時) (レス) id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おりんぽす | 作成日時:2024年2月12日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。