十五 ページ16
Aside
嘉明「見えた。もうすぐ着くぞ!」
日も落ちかけて橙色の夕焼けに空が染まる頃
私達は何回か先程のような小休憩を取りながら無事璃月港に辿り着いた
『はぁ〜〜…、やっと着いたぁ!』
久しぶりに酷使した体をう〜んと伸ばす
嘉明「体は大丈夫か?よく頑張ったな。
着いたらまずは休憩にしようぜ!」
もちろんだけど嘉明は疲れを一切見せない中での私の体への気遣い…流石だ
それに休憩を申し出てくれるのもありがたい
嘉明と色々と相談した結果、もう日も沈む頃合いなので今日は夕飯を取り宿に宿泊
明日の朝から私の依頼をこなす事になった
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ーーー
ー
そうこうしているうちに港への入り口にかかる橋まで辿り着く
数年ぶりに見る璃月港
幼少期に来ただけの朧げな記憶は当てにならないけど
ほんの少しだけ、その時の面影があるような…
『わぁ……すごい、凧が飛んでる』
港の彼方此方に色々な形をした凧が飛んでおり霄灯が煌びやかに夜の空を彩っていた
翹英荘の夜とはあまりにも違った景色に思わず魅入ってしまう
嘉明「メインの海灯祭は終わったけど港全体の装飾はまだ終わっていないからな」
『そっか、海灯祭……
嘉明は璃月港の海灯祭にも来てたの?』
遺瓏埠や璃月港によく足を運んでいる嘉明ならきっと海灯祭にも参加していた事だろう
後で色々話を聞いてみようかな、なんて思った
なにしろ私は璃月港で海灯祭に参加したことはないから
純粋にどんな雰囲気なのか気になった
嘉明「ん?ああ、獣舞劇を舞わせてもらったんだ。この舞台で!すごかったぜ…!」
『え、ここで……?!』
ああ!と得意気に話す嘉明
正直すごいなって思った。私しか見せる人がいなかった嘉明の獣舞劇がこんな人の多いところで披露されるなんて
ちょっと見たかったな、なんて
嘉明「A疲れただろ?オレがよく行く店があるからそこで夕飯を食べよう」
『うん、港の案内は任せた』
土地勘が全くないし、人がこんなにいる所に来ることも普段ない
ここは嘉明に任せておくのが得策だろうと踏んだ
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おりんぽす(プロフ) - るみさん» 率直なご感想ありがとうございます!とても嬉しいです☺️更新のモチベにつながります˚✧₊⁎ (2月26日 20時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - 好きです(コメント失礼します)大事なことなのでもう一度言います(?)好きです!!! (2月26日 1時) (レス) @page38 id: 270f4769cf (このIDを非表示/違反報告)
おりんぽす(プロフ) - 星空ブリキさん» 以前も万葉くんの小説にコメントくださいましたよね…?!変わらず応援してくださって本当に嬉しいし励みになりますありがとうございます😭!嘉明くん推しなんですね!彼の魅力を引き出せるよう頑張ります! (2月15日 10時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ(プロフ) - おりんぽすさんの作品をいつも楽しく拝見してます! まさか推しの小説を書いている……………!!? めっちゃ嬉しいです! (2月14日 16時) (レス) id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おりんぽす | 作成日時:2024年2月12日 21時