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十三 ページ14

嘉明side


二人で茶を飲んでゆっくりしているとオレの懐から勢いよく飛び出して来たウェンツァイ


嘉明「ウェンツァイ!うわっ、なんだ?オマエも茶を飲みたいのか?」


俺にじゃれてきたと思ったら今度はAの方へとひとっ飛びだ


初めて見るAに興味が湧いたらしい


ウェンツァイはAにもじゃれるような仕草を見せた


『え、え、え…!?だ、だれこの……犬………?』


嘉明「ははっ、ウェンツァイは犬じゃないぜ。霊濛山で出会って一緒に過ごしてたらオレに着いてきた!

Aにすげー懐いてるな?初めましてなのに」


初対面の人間懐いてるのは初めて見たかもしれない


まぁ、害がなさそうだもんな。Aは誰から見ても


『ウェンツァイって言うの…?キミ、もしかして山に住んでた猊獣だったり……それにしてはかわいいけ、どぉ……っ?!?!』


ウェンツァイのじゃれる勢いは凄まじい


オレはいつものことだし慣れているけど、華奢なAには戯れが過ぎたようで…


Aが変な声を出したと思ったら後ろに倒れていくのがスローモーションのように見えた


オレは咄嗟に茶碗をその場に置いて後ろに倒れゆくAの腕を引いた


『うえぇ…っ?!』


その勢いで今度はAの体がオレの方に傾き


そのままAを抱きとめる形で地面に尻餅をつく


嘉明「はぁ〜〜、A大丈夫か?腕引っ張ってごめんな

ウェンツァイ、元気なのはいい事だけど加減してくれよな」


ウェンツァイがオレの言葉を理解したのか困ったようにAを見ていた


そういえばAから返事がない


嘉明「A?やっぱりどこか怪我したのか?」


俯きがちのAの顔を覗き込むと、瑞香のような甘い香りがオレの鼻を掠める


『……ううん、してない。ありがとう』


一言お礼を言うとAは立ち上がった


体のこともあるし若干様子が違うような気がして心配になる


『大丈夫だから、ウェンツァイも気にしないで』


次の瞬間にはAはいつもの調子に戻っていてウロウロと飛んでいるウェンツァイの頭を優しく撫でていた

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おりんぽす(プロフ) - るみさん» 率直なご感想ありがとうございます!とても嬉しいです☺️更新のモチベにつながります˚✧₊⁎ (2月26日 20時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - 好きです(コメント失礼します)大事なことなのでもう一度言います(?)好きです!!! (2月26日 1時) (レス) @page38 id: 270f4769cf (このIDを非表示/違反報告)
おりんぽす(プロフ) - 星空ブリキさん» 以前も万葉くんの小説にコメントくださいましたよね…?!変わらず応援してくださって本当に嬉しいし励みになりますありがとうございます😭!嘉明くん推しなんですね!彼の魅力を引き出せるよう頑張ります! (2月15日 10時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ(プロフ) - おりんぽすさんの作品をいつも楽しく拝見してます! まさか推しの小説を書いている……………!!? めっちゃ嬉しいです! (2月14日 16時) (レス) id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おりんぽす | 作成日時:2024年2月12日 21時

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