diary.11 ページ13
Aside
気持ちは切り替えたものの足取りは重い
とぼとぼと歩いていると今まで雨林の中を続いていた道が開けてくる
『あ、着いた…！ここかな？』
視界に街が見えてくる
やーっと着いた！
慣れない気温と湿度に屈服しそうになっていたが街が見えたことで私の気分も上がった
確かこの入り口で私を待ってくれている人がいる…はずなんだけど
神子さまからその人の特徴を聞くのを忘れてしまっていた
『どこだろう…、ここに立っていれば分かるかな？』
とりあえずスメールシティの入り口前でそれらしき人物を探すことにした
すると…
こちらに向かって歩いてくる金髪の少年と小さな浮遊物
私のことを見て手を振っている
もしかしてあの人が旅のプロ…！
空「君がA？俺は空、君を案内するように八重さんから紹介を受けてる旅人だよ」
パイモン「オイラはパイモンだ！空の1番の相棒だぞっ」
『空にパイモン…、うん！よろしくお願いします！
改めて、私はA。鳴神大社の巫女だよ
これからはスメール教令院の学生だけど』
空はとっても朗らかな笑顔で笑う人で
パイモンも物珍しいけど面白そう
二人の人柄に安心してホッとひと息をつく
それと同時に私のことを助けて置いてった冷徹美人の顔が脳裏に浮かぶ
…いけないいけない、思い出すな
首をふるふると横に振ってかき消す
空「それじゃ早速なんだけど一度宿を探して荷物を置こうか
落ち着いたらスメールシティを案内してあげるよ！」
空の提案に心が躍る
『え、いいの…？！』
もちろん、と頷く空
パイモンもオイラに任せろ！と嬉しいことを言ってくれる
二人が案内役でよかった…
遠く稲妻にいる神子さまに向けて手を合わせた
パイモン「さぁ、早く身軽になって美味しいものでも食べに行こうぜ！」
空「パイモンはそればっかりなんだから…」
呆れたように笑う空と張り切るパイモン
本当に仲が良いんだなこの二人
新しく出来た素敵な友達に
これからのスメール生活を想像して私の胸は踊るようだった
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ついんてーる(プロフ) - すごく面白いです！主さんの物語の構成など前作から感動してます！これからも頑張ってください！ (2月29日 21時) (
レス) @page15 id: 7609cb840c (このIDを非表示/違反報告)
夜月 サキ - 投稿待ってます！ (2月3日 19時) (レス) id: 911abfc5cd (このIDを非表示/違反報告)
おりんぽす(プロフ) - ふわなさん» ご感想ありがとうございます！とても励みになります〜˚✧₊⁎今後の展開にご期待ください☺️ (1月7日 20時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
ふわな - お話とっても面白いです！ちょっとドジ(？)な夢主ちゃんをなんだかんだ気にかけちゃう放浪者かわいいです…！！更新頑張ってください！楽しみにしてます！！ (12月30日 1時) (レス) @page27 id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)
おりんぽす(プロフ) - 夜月 サキさん» 初コメありがとうございます！更新の励みになりますううう！ (12月26日 18時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おりんぽす | 作成日時：2023年11月27日 22時
