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.回想.
緑「Aちゃん、、」
「なぁに、まあちゃん。」
緑「て、、手当しましょ？」
「ん？、、あーこけちゃってん。アホよねー」
緑「っ、、、救急箱借りてきます！」
黄「、、、消毒したん？」
「あー、、、したよ。」
黄「ちょお、見せて。」
「ん。」
黄「痛かったなあ？もぉ大丈夫や。」
紫「A、どこいくん。」
「あー、呼ばれてんねん。」
紫「だれに。」
「○○さんやで？」
紫「ふーん、俺も用事あんねん一緒いこ。」
赤「A。」
「はあい？」
赤「座っとき。」
「なんで？」
赤「捻ってんやろ？アイシングもろてくるわ。」
「え、えぇよ。大丈夫。」
赤「悪なる前に治さなあかん。」
青「A、、？」
「なに、正門くん。」
青「Aっ、、痛かったよな？」
「こけちゃってん。大丈夫やで？かすり傷やし。」
青「A、ここにおってな。」
「ん？どうしたん、泣かんでや正門くん。」
青「俺が守るからな。」
.
姫プなんて陰口言われてたんやけど
一応仕事はしてたんよな。
でも優しい彼らの愛は心地よくて
でも心配はかけたくなくて
いまいち頼り方が分からんかった。
.
緑「Aちゃん、、？」
「、、ん？」
緑「なに、考えてるの？」
「んー、、、思い出かなあ。」
緑「、、、、。」
ギューっと抱きしめられた体
まさやの体温でポカポカ暖かい
知らぬ間に纏ってた緊張がとけていく
緑「、、俺らがおるからな。」
「、、、ありがとぉ。」
言えない事は言わなくていい
誰かを傷つけるかもしれないから
知らないままでいた方がいい
誰かが思い悩むかもしれないから
.
ねぇ、正門くん。
あたしが今"たすけて"って言えば
君は助けてくれるの？
苦しい、痛い、て言えば
君は救ってくれるの？
きっと
そうなんやろうね。
全てを包んでくれるんやろう。
でもそれじゃきっと
君が苦しくなってしまうから。
.
心配そうな君の目を見ないフリして
まさやの腕の中目を閉じた。
気付かないふりをしていて
あたしはあなたに手を伸ばさないから
だってまだ、こんなにも君が好き。
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作者名：紅華 | 作成日時：2024年4月9日 22時
