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459 ryu ページ16

臣「隆二、離せ。」


俺の腕を掴み、睨んでくる臣。


隆「邪魔しないでくれる?」

臣「Aは、俺の大切な人だ。」

隆「そのわりには、泣かせ過ぎじゃない?」

臣「それは、」

隆「二人のことを黙って応援していくつもりだった。でもこれ以上、俺の大切なAちゃんが傷ついて泣くところは見たくない。臣には、もう任せておけない。」


目を逸らさず、臣と対峙する。

でもここで引いたら、いつもの繰り返し。


隆「臣なら、他にいくらでもいるじゃないか。」

臣「俺には、Aしかいない。」

隆「俺だって、」

臣「・・・隆二、頼むよ。奪わないでくれ、俺からAを。」


声が震えて、ゆらゆら揺れている臣の瞳。

俺の手を振りほどくと、臣と俺の間に立ったAちゃん。


『隆二君、巻き込んでごめんね。お母さん、心配かけてごめんなさい。私と広臣は、大丈夫だから。今日は、二人ともありがとう。広臣、帰ろう。』

臣「でも、」

『いいから、早く帰ろう。』

臣「すみません、失礼します。」


やっぱりAちゃんには、バレたか。

お母さんの方を振り返ると、二人を見送る目は優しかった。


母「隆二君、ありがとう。さ、残りのお料理食べちゃいましょう。」

「はい。」


初めて会った時よりも、幾分か清々しい表情になったお母さん。

俺は、自分の気持ちに本気でケリをつける覚悟を決めた。

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設定タグ:登坂広臣 , 三代目JSoulBrothers , 登坂   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - 明日から、予約ですね!手元に届くのが、今から楽しみです( ´∀`) (2018年7月9日 16時) (レス) id: becf62c358 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - はいEXILEライブ来年観に行くので楽しんで来ます昨日三代目のrainbow7人の踊り最高でしたねもうすぐ臣君のソロアルバムと隆二さんのソロアルバム特典予約します(*≧∀≦)人(≧∀≦*)♪ (2018年7月8日 20時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ユキさん» 活躍する姿を見る機会が増えて嬉しいですね。ライブ、楽しんで来て下さいね!また、感想を聞かせて下さい(*^_^*) (2018年6月29日 19時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 03061129akoさん» 温かいお言葉、励みになります。いつも通りってどんなだっけ?となっている自分に戸惑いつつ、こうだったなぁと一つ一つ取り戻しているような不思議な感覚です。コメント、ありがとうございました。 (2018年6月29日 19時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 薫さん来月七夕と音楽の日に三代目とEXILE出るから楽しみです私今年初めてEXILE単独ライブ観に行きます(*>ω<*) (2018年6月29日 19時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年3月3日 10時

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