157 omi ページ8
岩「昨日送られてきた写メの指輪だよね。」
『写メ?』
健「これや、これ。」
『何これ!』
健ちゃんに写メを見せてもらったAが、俺に文句を言い掛けた時、美鈴ちゃんが通りかかった。
美「お疲れ様です、登坂さん。」
「お疲れ様。」
俺の方を見て、にこりと微笑む。
美「皆さんもお疲れ様です。」
メンバーにも微笑みかけた美鈴ちゃんの顔が、一瞬こわばる。
美「橘さん、お疲れ様です。」
『お疲れ様。』
美「ホワイトデーのお返しですか?」
『皆さんに、頂いたの。』
Aの手元をじっと見ている。
岩「美鈴ちゃん?」
美「橘さんって、好かれてるんですね�・。」
岩隆「うん、大好き。」
健「俺も好きやで。」
直己「俺も好きだよ。」
エ「俺も、俺も!」
初めの三人、何気に告ってるし。
照れてるAをからかって、わちゃわちゃしている。
美「登坂さんは、違うんですか?」
美鈴ちゃんが、輪から外れていた俺に話しかけてくる。
「好きだよ。」
昼休憩に向かう女子社員たちが、俺と美鈴ちゃんをチラチラ見て通り過ぎていく。
女1「今の聞いた?好きだって言ってたよ。」
女2「本当だったんだ、あの噂。」
女3「でも、お似合いだよね!」
キャーキャー騒ぐ彼女たちの声が、通路に響き渡る。
健「ないわ�・。」
岩「はぁ�・。」
隆「Aちゃん、行こう。」
隆二たちに連れられて行くA。
直己「俺らも行くよ。」
俺の肩をポンッと叩いて、エリーと一緒に三人を追う直己さん。
「美鈴ちゃん。」
美「はい。」
「せっかく用意してくれたのに申しわけないんだけど、これは返すよ。」
美「・・・どうしてですか?」
「好きな人を不安にさせたくないから。」
美「そうですか。でも、返されても困ります。登坂さんが、処分して下さい。」
「え?」
美「失礼します。」
足早に去る彼女を呼び止めれず、手元に残ったピアス。
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薫(プロフ) - さなさん» 書きたいお話は浮かんでいるのに・・・。力不足ゆえ、ここにきて文章に悩まされております。早く、臣君を登場させたいのに^_^; (2017年4月21日 2時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - あいさん» こちらこそ、コメント励みになっています!ありがとうございます(^o^) (2017年4月21日 0時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 危ない危ない直人さんとはなんでもないでいてほしい(;・∀・)主人公ちゃんすこし鈍感?でよかったです(笑)やっぱり隆二くんは笑顔でいてほしいですよね(///∇///)臣くん達どこいったんだろー(´・ω・`)? (2017年4月21日 0時) (レス) id: 086076e246 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - いつも丁寧なお返事ありがとうございます♪ 良かった☆楽しみにしてます♪♪(*≧∀≦*) (2017年4月20日 23時) (レス) id: 9651774a8c (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - あいさん» お気遣いありがとうございます。今ですね、書くのがちょっと楽しくて。無理のない範囲で、更新させていきますね。いつもありがとうございますm(__)m (2017年4月20日 23時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:薫 | 作成日時:2017年3月15日 23時