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広臣に借りていたパーカーを返し、アラン君の隣に座る。


『どういった状況で?』

「直人さん、Aにも見せてもらえますか?」


スッと差し出された携帯の画面には、柚希がアラン君の頬にキスしていた。


『もう、まだ治ってなかったんだ。酔うとキス魔になっちゃうの。ごめんね、アラン君(笑)』

直臣「え?」

『直人さんとつき合う前、私も含めてですけど友人全員が柚希の被害者でしたから。』


私の携帯の写メを見せた。


『ねっ。アラン君は、ただの被害者です。』

直「・・・悪い、アラン。ちょっと、柚希と話してくる。」

私たちから離れて、電話をかけにいく直人さん。


ア「すみません、Aさん。助かりました。」

『無理矢理されたんでしょ、さっきの様子だと。アラン君と直人さんの香り同じだもんね。』

ア「それって。」

『離れてて寂しくなって、酔って間違えたんじゃないかな。』

「でも、次は絶対避けろよ。」

ア「はい、気をつけます。」

『晩ご飯、食べてく?』

ア「いいんですか?」


チラッと臣を見ている。


「いいよ、食べてけよ。」

ア「俺、手伝います。」

『ありがとう。』


二人でキッチンへ。


ア「Aさんとだったら喜んで怒られますけどね!」


にかっと笑うアラン君の背後に、広臣が怖い顔で立っている。


ア「機会があれば、ねっ。」

「ねぇよ。お前向こう行ってろ。」


あちゃーって顔して、アラン君がリビングに逃げて行く。


「たくっ。油断も隙もねぇな。」

『ご飯の準備出来たから、オムライス作って。』

「はい、はい。」

『楽しいね、二人で作るの。』


ねって笑いかけると、広臣も笑顔になる。


『好き。』

「へ?」


耳まで真っ赤になる広臣。


「もう、勘弁してよ。」


フライパンの火を止めて、私を抱き寄せる。

見上げると、ゆるーく口角を上げた広臣が近づいてきて、激しいキスに翻弄される。

かくんって膝から崩れそうになるところを支えられながら、広臣のキスに応える。


直「臣、俺の分も・・・あ、ごめん。」


慌てて離れようとしたけれど、抱きしめられたままの私。


「用意しますね。」


平然と対応している広臣。


直「よろしく。」


足早でリビングに戻る直人さん。


「大丈夫?(笑)」

『・・・じゃない。』

「ごめんね(笑)」


ククッて肩を震わせて笑っている広臣。


『全然悪いって思ってないじゃん。』


頬をプーっと膨らませて拗ねていたら、尖らせた唇にキスされた。

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設定タグ:登坂広臣 , 三代目JSoulBrothers , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - さなさん» 書きたいお話は浮かんでいるのに・・・。力不足ゆえ、ここにきて文章に悩まされております。早く、臣君を登場させたいのに^_^; (2017年4月21日 2時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あいさん» こちらこそ、コメント励みになっています!ありがとうございます(^o^) (2017年4月21日 0時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 危ない危ない直人さんとはなんでもないでいてほしい(;・∀・)主人公ちゃんすこし鈍感?でよかったです(笑)やっぱり隆二くんは笑顔でいてほしいですよね(///∇///)臣くん達どこいったんだろー(´・ω・`)? (2017年4月21日 0時) (レス) id: 086076e246 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - いつも丁寧なお返事ありがとうございます♪ 良かった☆楽しみにしてます♪♪(*≧∀≦*) (2017年4月20日 23時) (レス) id: 9651774a8c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あいさん» お気遣いありがとうございます。今ですね、書くのがちょっと楽しくて。無理のない範囲で、更新させていきますね。いつもありがとうございますm(__)m (2017年4月20日 23時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年3月15日 23時

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