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『柚希、桜バックに撮ろう!』
二人で何枚か自撮りしていると、直人さんが加わった。
直人さんを二人の間に挟んで、撮影する。
俺もって、健ちゃんが直人さんと交代して間に入ってきた。
ずるいって言って、健ちゃんを押しのけて剛典が間に。
柚希が疲れたって席に戻ると隆二君が隣に立つ。
隆「俺の携帯で、撮ってもいい?」
『いいよ。』
二人で何枚か撮影する。
『これいいね。桜も綺麗に写ってるし。』
隆「送るね。」
いつの間にかアラン君と玲於君が来ていて、次いいですかって隆二君に聞いていた。
二人に挟まれて撮影して、皆で席に座って騒いでいた。
その様子を離れた席でつまらなそうに見ている広臣に気づかずに。
直人「臣、こっちおいでよ!」
ちょっと拗ねた顔で、広臣が近づいてきて隣に座る。
眉間のシワに気づいて、ちょんと触れる。
その手をぺしっと払われた。
相当、拗ねてるね。
んー、いい方法ないかな。
視線を広臣の空いたグラスに向け、すっとメニューを広げて渡した。
『おかわり、どれにしますか?』
「Aさん、近いです。」
ピタッと頬がくっつきそうな距離で、一緒にメニューを見る。
『これくらいじゃないと、ダメなんで。』
そう言って、サッとメニューを顔の前に持ち上げて、私たちを周囲の視界から隠す。
広臣の唇に、掠めるようなキスをした。
『ふふっ。』
「酔ってるでしょ。」
『まだ、大丈夫だしぃ。』
「だーめ。ノンアルにしときなさい。」
ぶーって頬を膨らませて拗ねていると、スッと差し出されたカクテル。
濃い桜色に、桜の花が浮かんでいる。
『かわいー。』
隆「期間限定なんだって。」
『ありがとう、隆二君♪』
受け取って、ごくごく飲む。
『美味しい、お代わり!』
岩「こっちも期間限定だって。」
岩ちゃんが持ってきてくれたカクテルは、真っ青で光にかざすときらきらと星の滴みたい。
『きれー。』
ごくごく飲みほす。
『飲みやすい!』
「お前らなぁ、飲ませてんじゃねぇよ。」
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薫(プロフ) - さなさん» 書きたいお話は浮かんでいるのに・・・。力不足ゆえ、ここにきて文章に悩まされております。早く、臣君を登場させたいのに^_^; (2017年4月21日 2時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - あいさん» こちらこそ、コメント励みになっています!ありがとうございます(^o^) (2017年4月21日 0時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 危ない危ない直人さんとはなんでもないでいてほしい(;・∀・)主人公ちゃんすこし鈍感?でよかったです(笑)やっぱり隆二くんは笑顔でいてほしいですよね(///∇///)臣くん達どこいったんだろー(´・ω・`)? (2017年4月21日 0時) (レス) id: 086076e246 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - いつも丁寧なお返事ありがとうございます♪ 良かった☆楽しみにしてます♪♪(*≧∀≦*) (2017年4月20日 23時) (レス) id: 9651774a8c (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - あいさん» お気遣いありがとうございます。今ですね、書くのがちょっと楽しくて。無理のない範囲で、更新させていきますね。いつもありがとうございますm(__)m (2017年4月20日 23時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:薫 | 作成日時:2017年3月15日 23時