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桜並木に蕾がついて、ちらほらと咲き始めた。

昨年あった春の飲み会では、遠くから広臣を見ているだけだったなぁ。

忘れなきゃって思いながら、でも未練がましく目で追っかけて。

ちょっとセンチメンタルな気分を抱えながら、ランチから戻ると、沙耶ちゃんが駆け寄ってきた。


「Aさん!」

『どうしたの?』

沙耶「あの、美鈴ちゃんと臣さんを取り合ってるって本当ですか?」

『え?』

沙耶「先月のホワイトデー企画で、バトってたって。」

『何それ(笑)』

沙耶「笑い事じゃないですって、美鈴ちゃん気合い入ってましたよ。」

『明日の飲み会?』

沙耶「臣さんの隣キープするって。」

『若いって、凄いよね。』

沙耶「何をおばさんみたいなこと言ってるんですか。Aさんも気合い入れて下さいね!」


明日の休みが一緒だという沙耶ちゃんに美容院とネイルの予約を入れさせられて、二人で行くことになった。


言われたとおりの服装をして、待ち合わせの美容院へ。

気合いの入った沙耶ちゃんの勢いに乗せられるまま、ヘアーとメイクをしてもらい店を出て、ネイルサロンへ。

準備を整えて、ちょっとカフェで休憩。


沙耶「Aさん、こっち向いて下さい。」


顔を上げると、いつの間にか隣に来ていた沙耶ちゃんの携帯を向けられ、カシャッて撮影される。

可愛く撮れましたねって、嬉しそうに携帯を操作している。


沙耶「ふふっ、グループLINEにupしちゃいました。」

『えっ!』


次々と既読になって、メッセージが一斉に送られてくる。

広臣からLINEメッセージ。

omi 今夜は、俺の傍にいること!


沙耶「臣さんに何かいわれたんですか?顔がにやけてますよ。」


携帯を見せる。


沙耶「作戦成功ですね♪」

『ありがとう。』


嬉しそうな沙耶ちゃん。


『そろそろ、集合場所に行く?準備、手伝わないとね。』

沙耶「そうですね。」


今夜は、テラスから桜を見られる素敵なお店を柚希が貸切にしたとかで、すごく楽しみ。

沙耶ちゃんと春の優しい風を感じながら、のんびり歩いて向かった。

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設定タグ:登坂広臣 , 三代目JSoulBrothers , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - さなさん» 書きたいお話は浮かんでいるのに・・・。力不足ゆえ、ここにきて文章に悩まされております。早く、臣君を登場させたいのに^_^; (2017年4月21日 2時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あいさん» こちらこそ、コメント励みになっています!ありがとうございます(^o^) (2017年4月21日 0時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 危ない危ない直人さんとはなんでもないでいてほしい(;・∀・)主人公ちゃんすこし鈍感?でよかったです(笑)やっぱり隆二くんは笑顔でいてほしいですよね(///∇///)臣くん達どこいったんだろー(´・ω・`)? (2017年4月21日 0時) (レス) id: 086076e246 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - いつも丁寧なお返事ありがとうございます♪ 良かった☆楽しみにしてます♪♪(*≧∀≦*) (2017年4月20日 23時) (レス) id: 9651774a8c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あいさん» お気遣いありがとうございます。今ですね、書くのがちょっと楽しくて。無理のない範囲で、更新させていきますね。いつもありがとうございますm(__)m (2017年4月20日 23時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年3月15日 23時

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