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『自分で捨てて下さいって受け取ってもらえなかったんだ。』

「そうです。」

『任せるよ、どうするかは。』


知らん顔して、手元のお酒を飲む。


「えっと、Aさん?」

『ん?』

「怒ってないですか?」


なんで敬語?(笑)


柚希「私なら、やだ。今すぐ捨ててきて欲しい。」

直人「柚希、口出さないの。二人の問題だからね。それに、Aちゃんならそう言わないと思うよ。」

柚希「何それ。」


むくれている柚希に、ラーメンを差し出す直人さんの心配そうな視線に大丈夫だと視線で返す。


「俺、捨ててくる。」


勢いよく立ち上がった広臣に、座るよう促す。


『その気持ちだけで十分。いいよ、持ったままで。』


そう笑いかけると複雑そうな顔の広臣。


「わかった。」

『ほら、ラーメン伸びちゃうよ!』

直人「立ったついでに、ビールのお代わり頼む。」

「あ、はい。」


キッチンに向かう広臣の後ろをついて行く。


『私も、もう一本飲もうかなぁ。』


そう言って、冷蔵庫をのぞき込んでいた広臣の背中に抱きつく。


「ビール?さっぱり系の酎ハイ?」

『酎ハイがいい。』


広臣に抱きついたままの私。


「A、ぎゅってさせて。」


一度離れて、前に回る。

飲み物を置いて、抱きしめてくる広臣。


「・・・A。」


ちょっと甘さを含んだ声で名前を呼ばれて、腕の中から見上げる。


『んっ・・・ッ。』


軽くチュッてキスされる。


「傷、痛む?大丈夫?」

『大げさなだけ。全然、大丈夫だよ!』

「アイツ、ぶん殴りそうだった。」

『そっちの方が、心配だったよ。』

「ああいう時は、俺を呼んで。」

『ごめんなさい。』


心配してくれる広臣に、素直に謝った。

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設定タグ:登坂広臣 , 三代目JSoulBrothers , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - さなさん» 書きたいお話は浮かんでいるのに・・・。力不足ゆえ、ここにきて文章に悩まされております。早く、臣君を登場させたいのに^_^; (2017年4月21日 2時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あいさん» こちらこそ、コメント励みになっています!ありがとうございます(^o^) (2017年4月21日 0時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 危ない危ない直人さんとはなんでもないでいてほしい(;・∀・)主人公ちゃんすこし鈍感?でよかったです(笑)やっぱり隆二くんは笑顔でいてほしいですよね(///∇///)臣くん達どこいったんだろー(´・ω・`)? (2017年4月21日 0時) (レス) id: 086076e246 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - いつも丁寧なお返事ありがとうございます♪ 良かった☆楽しみにしてます♪♪(*≧∀≦*) (2017年4月20日 23時) (レス) id: 9651774a8c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あいさん» お気遣いありがとうございます。今ですね、書くのがちょっと楽しくて。無理のない範囲で、更新させていきますね。いつもありがとうございますm(__)m (2017年4月20日 23時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年3月15日 23時

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