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「あっちぃ〜。」
バスルームから出てきて、ソファーにふんぞり返って座る上半身裸の広臣。
「はい、お水。」
冷えた水のペットボトル手渡し、隣に腰掛ける私をじっと見つめてくる。
その視線に気づいて、広臣を見る。
『どうしたの？』
そう問いかけた私を引き寄せて、首元に甘えるように顔をうずめてくる。
『広臣？』
「…ずるいよ。」
『え、なにが？』
「こんなにも俺のこと夢中にさせて。初めてだよ。」
顔を上げて、私を見つめてくる広臣の目が切なく揺れている。
「寂しがりやで甘えたなくせに、強がりなところ。頑張りやなで仕事ができるところ。意外と料理が上手いところ。俺たち三代目を大切に思ってくれているところ。それから、このやわらかい髪も唇も、触り心地最高の胸も。なによりも、モゴッ。」
途中で広臣の口を塞ぎ、俯く。
『もうわかったから、恥ずかしいよ。』
塞いだ手の平を外し、続きを告げる広臣。
「両方の俺を大切に思ってくれているAが、好き。大好きだよ。」
『…ありがとう。』
思い切り抱きついた私の勢いを受け止めきれず、ソファーに倒れこむ広臣。
「ねぇ、これってお誘い？」
『はぁ？』
「さっきのじゃ、足りなかった？」
ガバッと起き上がり、慌てて広臣から離れる。
『無理！今日はもう無理。』
「え〜、しようよ〜。」
広臣の手が胸に伸びてきて、服の上から弄りだす。
『ちょっ…やぁだ…んっ…ほんと、むりぃ…』
そのままソファーで、その後はベッドで・・・。
なかなか寝かせてもらえない夜を過ごした。広臣のばかぁ。
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薫(プロフ) - ペコさんコメントありがとうございます。作者の全作品を表示してもらえれば、裏恋があると思います。18歳以上の指定になっているのでお気をつけ下さい。 (2017年3月14日 15時) (
レス) id: 8420ac05d7 (このIDを非表示/違反報告)
ペコ(プロフ) - 二人の関係を読んで、こちらも読みに来ました。最初からドキドキです！裏恋はどーしたら読めますか？ (2017年3月14日 13時) (レス) id: 35090dc084 (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - こいどんさん» こいどんさん、コメントありがとうございます。 (2016年10月23日 14時) (レス) id: 8420ac05d7 (このIDを非表示/違反報告)
こいどん - 面白い！ (2016年10月23日 14時) (レス) id: edfae532a4 (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - いちにーにーごさん» こちらこそ、コメント嬉しかったので。更新頑張っていきますね！ (2016年10月23日 1時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薫
| 作成日時：2016年10月7日 2時
