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36 omi ページ40

「また、心の声が、聞こえちゃってる。(笑)」


そう俺がAに声をかけると、ハッと我に返る。

Aの言葉に、キョトンとした様子の岩ちゃん。

その様子に、健ちゃんと隆二に加えて直人さんまで笑いをこらえていた。

Aは、腕時計を確認して部屋を出た。



岩ちゃんの携帯が鳴る。


岩「もしもし、敬浩さん?ちょっとバタバタしてましたけど、Aさんなら大丈夫そうでしたよ。はい、わかりました。失礼します。」


電話を終えた、岩ちゃん。


岩「敬浩さん、Aさんのことよく見てますよね。何かあったのかって聞かれましたよ。」

健「ずっと、心配しとったからなぁ。」

隆「敬浩さん、ほんとに嫌がってたもんね。俺のAなのにって。」

「俺のAって、なんだよ。」

健「まるで、好きな子がとられるみたいな言い方やな。」

E「Aさんって、敬浩さんと付き合ってるんじゃないの?」

「付き合ってねぇよ。」

岩「昨年の夏くらいに、そんな噂ありましたよね。」

健「誘われることが多い敬浩さんだけど、自分から誘うのはAちゃんだけやって女子社員が言うてたわ。」

隆「Aちゃんが、本命だからだって言われてたよね。」

岩「そういえば、二人だけの行きつけの店があるって聞きましたよ。」

「どこだよ、それ。」

隆「あと、飲み会とかでもそうだよね。いつも敬浩さんが、Aちゃんの隣に居てさ。」

健「誰もAちゃんに、声かけられへんくて。」

「遠くから見てるだけだったよな。」

岩「Aさんが風邪引いて休んだ時、泊まり込みで看病したらしいっすよ。」

「泊まる必要なくないっすか。」

直己「その逆も、確かあったと思うよ。寝込んだときに、Aが看病しに来てくれたって嬉しそうに話してたし。」

E「敬浩さんの大事な人なんだね、Aさんって。」

「Aは、俺の大事な人。」

岩「あのう、臣さん。さっきからぶつぶつと、独り言うるさいっす。」

「え、あぁ。ごめん。」



敬浩さんには、ちゃんと話さなきゃなぁ。Aのこと。

きっとAのことをずっと見てきた敬浩さんだから、俺たちのことに気づいているはず。


直人「後回しにせずに、さっさと済ませた方がいいぞ。Aちゃんの為にも。」


直人さんがチラッと俺を見た。


「ありがとうございます。」


直人さんに背中を押されて、さっそく敬浩さんを食事に誘った。

作者より→←35



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設定タグ:登坂広臣 , 三代目JSoulBrothers , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - ペコさんコメントありがとうございます。作者の全作品を表示してもらえれば、裏恋があると思います。18歳以上の指定になっているのでお気をつけ下さい。 (2017年3月14日 15時) (レス) id: 8420ac05d7 (このIDを非表示/違反報告)
ペコ(プロフ) - 二人の関係を読んで、こちらも読みに来ました。最初からドキドキです!裏恋はどーしたら読めますか? (2017年3月14日 13時) (レス) id: 35090dc084 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こいどんさん» こいどんさん、コメントありがとうございます。 (2016年10月23日 14時) (レス) id: 8420ac05d7 (このIDを非表示/違反報告)
こいどん - 面白い! (2016年10月23日 14時) (レス) id: edfae532a4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いちにーにーごさん» こちらこそ、コメント嬉しかったので。更新頑張っていきますね! (2016年10月23日 1時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年10月7日 2時

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