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部屋を出てすぐに携帯の内容を確認して、急いで三代目の控室に向かった。


『失礼します。』

直人「Aちゃん、ごめんね。」

直己「この資料、全部古い情報で。会議で変更になった点が、直されてないんだ。」

『ちょっといいですか。』


直己さんからファイルを受け取って、中身を確認した。

え、なにこれ。私が用意したものじゃない。

隣から覗き込んだ沙耶ちゃんが「やられちゃいましたね。」と言った。

嘘でしょ、ここまでする?


『すみません。すぐに、差し替えます。』


テーブルの上に置いてあった7人分の資料を手に取り、急いで自分のデスクへ。

引き出しに入れていたUSBがない。今朝まであったのに。

そこへ、後を追って来た沙耶ちゃんも一緒に探してくれる。

二人で思いつく限りの場所を探したが、資料もUSBも見つからなかった。

外出先から戻った沙耶ちゃんの同僚が、紙袋を手に私の元へと来た。


「あのう。Aさん、もしかして探し物ってこれですか?」


彼女が差し出した袋の中身を確認して、ホッとする。


『これ、探してたの。ありがとう。』

沙耶「それ、どうしてあなたが持ってるの?」

「有坂さんが来て、預かっといてって渡されたんです。」

『そっか。ごめんね、変なことに巻き込んじゃって。』

「いいえ。それじゃ、仕事に戻ります。」

『ありがとね。』

沙耶「私、三代目のスケジュール確認を再度しておきますね。」

『お願い。ありがとう、沙耶ちゃん。』


すぐに中身を差し替えて、急いで三代目の控室に向かう。


『失礼します。お騒がせして、申しわけありませんでした。以後、気をつけます。』


メンバーに頭を下げ、各自に資料を渡していく。


『注意点の書き込みと重要事項の色チェック入れておきましたので、何かあれば事前に言ってください。直人さん、直己さん、岩田さんの三人には、EXILEの資料も用意してありますので一緒にお渡ししますね。』


直己「いつも細かいチェックまで、ありがとう。すごく助かってる。」

『少しでもお役に立てて、嬉しいです。』

健「各自への書き込みって、Aちゃんが書いてくれてるん?」

『私から皆さんに気をつけて欲しい事や、気になることを書かせて頂いています。』

岩「俺、EXILEで初めてAさんの資料もらった時、感動しましたもん。」


にかっと無邪気に笑う。思わず笑顔に見とれる私。

岩ちゃん、やっぱりかわいい〜。

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設定タグ:登坂広臣 , 三代目JSoulBrothers , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - ペコさんコメントありがとうございます。作者の全作品を表示してもらえれば、裏恋があると思います。18歳以上の指定になっているのでお気をつけ下さい。 (2017年3月14日 15時) (レス) id: 8420ac05d7 (このIDを非表示/違反報告)
ペコ(プロフ) - 二人の関係を読んで、こちらも読みに来ました。最初からドキドキです!裏恋はどーしたら読めますか? (2017年3月14日 13時) (レス) id: 35090dc084 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こいどんさん» こいどんさん、コメントありがとうございます。 (2016年10月23日 14時) (レス) id: 8420ac05d7 (このIDを非表示/違反報告)
こいどん - 面白い! (2016年10月23日 14時) (レス) id: edfae532a4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いちにーにーごさん» こちらこそ、コメント嬉しかったので。更新頑張っていきますね! (2016年10月23日 1時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年10月7日 2時

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