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会社を出る時に、柚希に電話をかけた。
『もしも〜し、柚希。今、仕事終わった。これから、そっちに向かうね。』
「お疲れ、A。来る時にさ、缶チューハイを何本か、お願いできる?」
『他には?』
「あとは、家にある材料で間に合うから大丈夫。夕飯作るのを手伝ってくれない?」
『オッケー、急いで向かうね。』
「準備しながら、待ってる。」
柚希の自宅マンション前にあるコンビニで、タクシーを降りた。
頼まれた缶チューハイと私が食べたくてアイスを買って、柚希の部屋へと急いだ。
「いらっしゃい。」
『お邪魔します。』
「あと30分ほどで、家に着くみたい。」
『じゃぁ、急いで仕上げなきゃだ。』
「準備は、出来てるから。ちゃちゃっと作っちゃお。」
キッチンで、肉中心のレシピで料理を何品か用意していく。サラダも2種類ほど用意して。
料理をしながら、今日の出来事を柚希に話した。
出来た料理をテーブルに並べる。それにしても、がっつり系の肉料理ばっかり。
柚希の恋人って、何している人なの?
そんなことを考えていると、インターホンが鳴った。
柚希「あ、来たみたい。ちょっと迎えに行ってくる。」
『飲み物、準備しておくね。』
柚希「うん、お願い。」
パタパタと玄関へ向かう柚希。
残りの料理を皿に盛りつけて、テーブルに並べた。
柚希「どうぞ、入って。」
直人「こんばんは〜。」
『え、直人さん?』
直人「え、Aちゃん?!」
柚希「二人とも、びっくりした?(笑)」
「『うん。』」
直人さんも私も、素直にうなずいた。
直人「柚希とお付き合いさせてもらっています、直人です。よろしく。」
突然改まった挨拶を直人さんにされたので、私もかしこまって挨拶を返した。
『柚希の親友で同期のAです。こちらこそ、よろしくお願いします。』
柚希「ね、一緒じゃなかったの?」
直人「もうすぐ着くと思う。」
タイミングよくインターホンが鳴って、直人さんが玄関へ。
柚希「誰を連れて来てくれたんだろうね。」
楽しそうに笑う柚希に、苦笑いの私。
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薫(プロフ) - ペコさんコメントありがとうございます。作者の全作品を表示してもらえれば、裏恋があると思います。18歳以上の指定になっているのでお気をつけ下さい。 (2017年3月14日 15時) (レス) id: 8420ac05d7 (このIDを非表示/違反報告)
ペコ(プロフ) - 二人の関係を読んで、こちらも読みに来ました。最初からドキドキです!裏恋はどーしたら読めますか? (2017年3月14日 13時) (レス) id: 35090dc084 (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - こいどんさん» こいどんさん、コメントありがとうございます。 (2016年10月23日 14時) (レス) id: 8420ac05d7 (このIDを非表示/違反報告)
こいどん - 面白い! (2016年10月23日 14時) (レス) id: edfae532a4 (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - いちにーにーごさん» こちらこそ、コメント嬉しかったので。更新頑張っていきますね! (2016年10月23日 1時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:薫 | 作成日時:2016年10月7日 2時