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健「・・・Aちゃん、大丈夫か?」
有坂さんが出て行ったドアを見つめたままの私に声をかけてくれた、健ちゃん。
『あ〜、疲れた。ほんと、面倒くさい。これだから、自称できる女の相手は。』
私の言葉に、ケラケラ笑っている岩ちゃんを含めたEXILEメンバー。
くすくす笑っている広臣と隆二くん。
直人さん、直己さん、ELLYくんがそんな私をぽか〜んと見ている。
テーブルに置かれていた紙切れ1枚を摘み上げ、呆れる私。
『なにこれ。こんなのが引き継ぎ資料って、どこまで仕事できないの。』
読者の皆さんに「なんか性格悪くない?主人公の橘Aって。」と思われるかもですが、こういうことだって言っちゃいますよ。
だって、頭にきちゃいましたし。
岩「久々に聞いた、Aさんの毒舌。」
敬「なぁ〜、たまに出てくるからね。」
H「悪いな、橘。これからも引き続きフォロー頼むな。有坂の。」
『ボーナス弾んで下さいよ。』
H「わかった、考えておく。(笑)」
『じゃぁ、引き受けます。』
HIROさんの言葉に、笑顔で応える。
岩「このファイル、俺が預かっておきますね。」
赤いファイルを手に取る岩ちゃん。
健「あかんて。ぜったい無くすで。なんせ、がさつなんやから。」
岩「大丈夫ですって。」
敬「だ〜め。俺が、預かっておく。Aちゃんが、がんばって作ってくれたものだし。大切にしなきゃ、ねっ。」
岩ちゃんからファイルを取り上げた敬浩さんが、素早く私にウィンクをしてきた。
それを見過ごさなかった広臣が、ムスッとしている。
H「明日からお前らの担当が代わるが、ちゃんと仕事しろよ。」
全員「はい。」
HIROさんの言葉に、全員の空気が引き締まった。
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薫(プロフ) - ペコさんコメントありがとうございます。作者の全作品を表示してもらえれば、裏恋があると思います。18歳以上の指定になっているのでお気をつけ下さい。 (2017年3月14日 15時) (レス) id: 8420ac05d7 (このIDを非表示/違反報告)
ペコ(プロフ) - 二人の関係を読んで、こちらも読みに来ました。最初からドキドキです!裏恋はどーしたら読めますか? (2017年3月14日 13時) (レス) id: 35090dc084 (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - こいどんさん» こいどんさん、コメントありがとうございます。 (2016年10月23日 14時) (レス) id: 8420ac05d7 (このIDを非表示/違反報告)
こいどん - 面白い! (2016年10月23日 14時) (レス) id: edfae532a4 (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - いちにーにーごさん» こちらこそ、コメント嬉しかったので。更新頑張っていきますね! (2016年10月23日 1時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:薫 | 作成日時:2016年10月7日 2時