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ドアを開けてくれた敬浩さんにお礼を言って、室内へ。
EXILEと三代目メンバーが、ほぼ全員集まっている。
私に気づいた、広臣たち。
隆「Aちゃん、さっきぶり〜。」
健「Aちゃん、昨日ぶり〜。」
二人揃って、にこにこっと手を振っている。無邪気で、癒される。
その隣で笑っている、広臣。笑っててもかっこいいとか、ずるいよね。
有「早いわね。もう三代目メンバーとも仲良しなの?相変わらず仕事出来ないくせに、男に取り入るのだけは上手よね。」
有坂さんの発言に、室内の空気がピンッと張り詰める。
広臣が、ジロッと有坂さんを睨む。
あちゃーって顔をして、敬浩さんが隆二くんと健ちゃんを見た。
『仲良くて、すみません。仕事を円滑にする為に、必要なコミュニケーションですし。』
有坂さんに、満面の笑顔で言い返した。
まさか私に言い返されると思っていなかったのか、驚いて言葉を詰まらせる有坂さん。
そこへHIROさんが、室内へ入ってくる。
H「今朝話した通り、有坂と橘がそれぞれを担当することになった。二人から皆に挨拶してくれるか。」
有「EXILEの皆さんを再び担当させて頂くこととなりました、有坂です。よろしくお願い致します。」
『三代目の皆さんを担当させて頂くこととなりました、橘Aです。明日から、よろしくお願い致します。』
笑顔で拍手しかけた三代目のメンバーだが、有坂さんの様子を窺いながら遠慮がちに拍手をしている。
H「どうした?お前らが、騒がないとかちょっと不安なんだけど。(笑)」
皆の様子に首を傾げながら、「仲良くしてくれよ」と言うHIROさん。
『有坂さん。一部になりますが資料を用意しましたので、よろしくお願い致します。
この赤いファイルですが、私が担当させてもらった期間でメンバー各個人のデータを記録したものです。多忙なメンバーのケアをされるときに、使ってください。大切なEXILEの皆さんをよろしくお願い致します。』
有坂さんに資料を差し出して、深々と頭を下げた。
私の手から受け取った資料の内、赤いファイルを机の上に返す有坂さん。
有「元担当者よ。こういうの必要ないから、返すわ。失礼致します。」
顔を上げた私の目を見据え、そう言って有坂さんは会議室を出て行った。
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薫(プロフ) - ペコさんコメントありがとうございます。作者の全作品を表示してもらえれば、裏恋があると思います。18歳以上の指定になっているのでお気をつけ下さい。 (2017年3月14日 15時) (レス) id: 8420ac05d7 (このIDを非表示/違反報告)
ペコ(プロフ) - 二人の関係を読んで、こちらも読みに来ました。最初からドキドキです!裏恋はどーしたら読めますか? (2017年3月14日 13時) (レス) id: 35090dc084 (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - こいどんさん» こいどんさん、コメントありがとうございます。 (2016年10月23日 14時) (レス) id: 8420ac05d7 (このIDを非表示/違反報告)
こいどん - 面白い! (2016年10月23日 14時) (レス) id: edfae532a4 (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - いちにーにーごさん» こちらこそ、コメント嬉しかったので。更新頑張っていきますね! (2016年10月23日 1時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:薫 | 作成日時:2016年10月7日 2時