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自分のデスクで資料作成をしていると、同期で親友の柚希が声をかけてきた。


「A、三代目の担当になるって本当?」


隣の空いている席に座った柚希。

情報、早くない?つい今しがた決まった、人事ですよ。


『そうだけど、誰に聞いたの?』

「有坂が、女子トイレで叫んでたよ。なんで、橘が三代目なんだって。」

『本当に?どうしよう。』

「でもさ、当然だと思うよ。有坂、結構ミスってたからね。
その度に、同じ担当チームの人たちやメンバー自身がフォローしてたみたい。その事もあって、メンバーが社長に直談判したらしいよ。担当を他の人にして欲しいって。社長としても、三代目全員としてや個人のお仕事が増えてきたから、これ以上ミスをされても困るってことだろうね。」

『そういう事情だったんだ。』

「A。今日、家で飲まない?」

『明日、休みだしね。』

「久々に、お泊りする?」

『うん。最近、ゆっくり話すことが出来なかったもんね。』

「ちょうど、紹介したい人もいるし。」

『もしかして、例の忙しい恋人?』

「今日、会うことになっていたから、ちょうどいいタイミング。」

『いいの?』

「いいの、いいの。Aには、早く紹介しときたいからさ。」

『わかった、ありがとう。』

「Aは?そういう人、まだ出来ないの?」

『ね〜。(笑)』


笑って誤魔化した。

さすがに、広臣を簡単に紹介するとか出来ないよ。

芸能人だし、担当アーティストだし、会社の大事な人だし。

柚希には、話せる時が来たら全て話そう。ごめんね。


「しかたない。彼に、誰か紹介してもらおうかな。」

『いや、それは、大丈夫かな。』


えっと、それは非常に困ります。

柚希は、携帯を取り出して彼にLINEしているようだ。


「誰か、連れてきてくれるみたいだよ。」

『いいよ、そんなの。今日は、柚希の彼に会えるだけで。』

「大丈夫、変な人じゃないから。すっごくかっこいい人が来るかもよ。」


その言葉に、広臣の顔が浮かぶ。そうそう居ないよ、あんなかっこいい人。


「じゃ、仕事終わったら連絡ちょうだい。」


手を振って、笑顔でフロアを出ていく柚希を見送りながら、思わずため息が漏れた。

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設定タグ:登坂広臣 , 三代目JSoulBrothers , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - ペコさんコメントありがとうございます。作者の全作品を表示してもらえれば、裏恋があると思います。18歳以上の指定になっているのでお気をつけ下さい。 (2017年3月14日 15時) (レス) id: 8420ac05d7 (このIDを非表示/違反報告)
ペコ(プロフ) - 二人の関係を読んで、こちらも読みに来ました。最初からドキドキです!裏恋はどーしたら読めますか? (2017年3月14日 13時) (レス) id: 35090dc084 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こいどんさん» こいどんさん、コメントありがとうございます。 (2016年10月23日 14時) (レス) id: 8420ac05d7 (このIDを非表示/違反報告)
こいどん - 面白い! (2016年10月23日 14時) (レス) id: edfae532a4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いちにーにーごさん» こちらこそ、コメント嬉しかったので。更新頑張っていきますね! (2016年10月23日 1時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年10月7日 2時

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