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エレベーターを降りた後、通路奥にある社長室を訪ねた。

コンコン。ドアを軽くノックする。


「どうぞ、入って。」


室内から、HIROさんの優しい声が聞こえた。


『失礼致します。』


室内に入ると、有坂さんがすでに来ていた。


『おはようございます。遅くなって、すみません。』


慌てて、二人に挨拶をして頭を下げる。


H「大丈夫、時間通りだぞ。有坂に、早めに来てもらっただけだから。」

『そうですか。』

H「2人そろったことだし、早速本題に入らせてもらう。有坂にEXILE、橘に三代目担当をしてもらう。しばらく大変だろうが、よろしく頼むよ。」

有「そのことで先ほども申し上げましたが、納得できません。どうして、三代目の担当から外されるのでしょうか。」

H「はっきりと言わせてもらう。三代目のメンバーから、有坂を担当から外してほしいと申し出があった。そう言われる心当たりが、あるんじゃないのか?」


チラッと有坂さんを見ると、下唇を噛みしめていた。


H「以前担当していたEXILEメンバーなら気心知れているし、有坂も仕事がしやすいだろう。
橘は、三代目とは初めてだったな。有坂、彼女が慣れるまでフォローを頼むな。」

『有坂さん、ご指導よろしくお願いいたします。』


私は、有坂さんの方に体を向けて深々と頭を下げた。

返事をしない有坂さんの代わりに、HIROさんのため息が頭上で聞こえた。

そっと顔をあげて、二人の様子を窺う。


H「有坂、頼むぞ。」


HIROさんの強い口調に、渋々ながらも頷く有坂さん。


H「話は、以上だ。必要書類等の準備をして、13時に会議室へ来てくれ。」

『かしこまりました。』

有「・・・はい。」


会議室から出たドアの前で有坂さんと別れて、職場のフロアへと急ぐ。

今が10時。資料準備をしていたら、あっという間に13時になっちゃう。

とにかく必要最低限の準備をして、明日以降で伝えていこう。

有坂さん・・・ちょっと気が重い。

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設定タグ:登坂広臣 , 三代目JSoulBrothers , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - ペコさんコメントありがとうございます。作者の全作品を表示してもらえれば、裏恋があると思います。18歳以上の指定になっているのでお気をつけ下さい。 (2017年3月14日 15時) (レス) id: 8420ac05d7 (このIDを非表示/違反報告)
ペコ(プロフ) - 二人の関係を読んで、こちらも読みに来ました。最初からドキドキです!裏恋はどーしたら読めますか? (2017年3月14日 13時) (レス) id: 35090dc084 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こいどんさん» こいどんさん、コメントありがとうございます。 (2016年10月23日 14時) (レス) id: 8420ac05d7 (このIDを非表示/違反報告)
こいどん - 面白い! (2016年10月23日 14時) (レス) id: edfae532a4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いちにーにーごさん» こちらこそ、コメント嬉しかったので。更新頑張っていきますね! (2016年10月23日 1時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年10月7日 2時

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