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きっかり、３分後。携帯のアラームが鳴る。
『はい、終了。』
「はぁっ？！」
『目覚ましが、鳴るまででしょ。(笑)』
スッと広臣の膝上から降りて、ベッドからも降りた。
うそだろ〜。ベッドの上で、バタバタ暴れている広臣。
そんな広臣を置いて寝室から出て、さっさと洗顔を済ませた。
キッチンで朝食とお弁当の準備。起きてきた広臣が、こちらを見る。
「何作ってんの？いい香り。」
『お弁当とフレンチトースト。』
「俺の分もある？」
『あるよ。準備しとくから、シャワー浴びてきたら？』
「やった、すぐ戻る。」
いそいそと浴室へ、向かっていった。
広臣がシャワーから出てくる頃に、昨夜準備しておいたフレンチトーストが焼きあがる。
『ちょうど出来たし、食べよ。』
「美味そう、サンキュー。」
二人仲良く朝食を食べていると、そろそろ家を出なきゃいけない時間。
『鍵、ここに置いてあるからね。』
先に会社へ向かう私が、シューズボックスの上の鍵を指さす。
「一緒に、出ればよくね？」
玄関に来た広臣が一緒に出ようと、靴を履きだす。
『だめでしょ。人前で、一緒に歩くとか。』
「大丈夫だって。」
にかっと笑う広臣。いい笑顔するなぁ・・・って、見とれている場合じゃなかった。
『いやいや、大丈夫じゃないから。』
「やだ。もうちょっと、一緒に居てぇし。」
ほんとかわいいんですけど、この人。
部屋の鍵の横にあるもう一つの鍵を手に取って、提案してみる。
『車、それなら一緒に行けるでしょ。』
嬉しそうにこちらを見た広臣が、私を引き寄せて軽くハグしてきた。
腕時計を確認する・・・やばい、遅刻しちゃう。
『行くよ、広臣。』
「はーい。」
上機嫌に返事をする広臣を連れて、家を一緒に出た。
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薫(プロフ) - ペコさんコメントありがとうございます。作者の全作品を表示してもらえれば、裏恋があると思います。18歳以上の指定になっているのでお気をつけ下さい。 (2017年3月14日 15時) (
レス) id: 8420ac05d7 (このIDを非表示/違反報告)
ペコ(プロフ) - 二人の関係を読んで、こちらも読みに来ました。最初からドキドキです！裏恋はどーしたら読めますか？ (2017年3月14日 13時) (レス) id: 35090dc084 (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - こいどんさん» こいどんさん、コメントありがとうございます。 (2016年10月23日 14時) (レス) id: 8420ac05d7 (このIDを非表示/違反報告)
こいどん - 面白い！ (2016年10月23日 14時) (レス) id: edfae532a4 (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - いちにーにーごさん» こちらこそ、コメント嬉しかったので。更新頑張っていきますね！ (2016年10月23日 1時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薫
| 作成日時：2016年10月7日 2時
