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体に重みを感じて、目が覚める。体に巻きついている手足。
ベッドから抜け出そうと体を起こせば、腰に回された腕に力が入る。
「…んっ…はよっ。」
『お、おはよう。』
どうやら私が寝ている間に、ソファーからここへ移動してきたみたい。
「起こしてよ。ソファーで、一人寝とか寂しいじゃん。」
そう言いながら、もぞもぞと私の膝上によじ登って、頭を乗せてくる。
何もセットされていない髪を優しく撫でた。
サラサラしていて、触り心地がいい。
口角を上げて、気持ちよさそうに目を瞑っている広臣。
どんな時でも綺麗な顔しているよねほんと、羨ましい。
「穴が開きそうなんだけど。(笑)」
パチッと目を開けて、下から見上げてくる。
『ごめん、ごめん。(笑)』
ふふっと笑っていたら、後頭部に広臣の腕が伸びてくる。
ぐいっと引き寄せられて、首を伸ばしてきた広臣に軽くキスされた。
すぐに離れた唇。つい目で追って、見つめてしまっていた。
ハッと気づいた時には遅く、ニィッと笑う広臣。
・・・嫌な予感。
広臣が体を起こしてきて胡坐をかき、私をその上に座らせた。
『え〜っと…。』
「まだ時間、大丈夫でしょ?」
チラッと目覚まし時計を見る、広臣。アラームまで30分。
『…今から、何するの?』
答えを知りたくないし、聞きたくないけど、とりあえず聞いてみた。
「目覚まし鳴るまで、キスしてよっ。」
うわぁ、目が色気づいてる。
絶対キスだけで済ます気ない感じが漂っている。
目覚まし鳴るまでねぇ・・・あの目覚まし、使ってないんだけどね。
今は、ほとんど携帯アラームを活用している。言わないけど。
3分くらいなら、なんとか持ちこたえてくれるでしょ。
広臣の理性さんは(笑)
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薫(プロフ) - ペコさんコメントありがとうございます。作者の全作品を表示してもらえれば、裏恋があると思います。18歳以上の指定になっているのでお気をつけ下さい。 (2017年3月14日 15時) (レス) id: 8420ac05d7 (このIDを非表示/違反報告)
ペコ(プロフ) - 二人の関係を読んで、こちらも読みに来ました。最初からドキドキです!裏恋はどーしたら読めますか? (2017年3月14日 13時) (レス) id: 35090dc084 (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - こいどんさん» こいどんさん、コメントありがとうございます。 (2016年10月23日 14時) (レス) id: 8420ac05d7 (このIDを非表示/違反報告)
こいどん - 面白い! (2016年10月23日 14時) (レス) id: edfae532a4 (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - いちにーにーごさん» こちらこそ、コメント嬉しかったので。更新頑張っていきますね! (2016年10月23日 1時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:薫 | 作成日時:2016年10月7日 2時