252 ページ2
.
“仕事”は嘘だったんだ。
臣くんが寝ようとした時、
枕元に置いてあった
私のケータイが光ってたらしい。
眩しくて寝れなくて画面を消そうとしたら
友達からきてたお祝いメールの内容の
画面の表示を見て
今日が“誕生日だ”って気づいたんだって。
で、急いでケーキを買いに行ってくれたんだね。
そういえば、LINEじゃなくてメッセージの方に
お祝いメールきてた。
LINEは表示されないから…
臣くんが寝る時に、
タイミングよくそのメールがくるとか凄い。
その話にも、感動しちゃう。
.
臣「おい、そろそろ泣きやめよ？」
私の頭に手を置き、覗き込む
「…だっ…て…うれしーだもんっ…」
想像してなかった展開に
“嬉し涙”が止まらない。
.
健『愛やな(笑)うん。愛やわ(笑)』
岩『健ちゃん、どっかの親戚のおっちゃんみたい(笑)』
隆『いそう、いそう(笑)』
直『見た目って言ってないからね』
健『おい、いくらNAOTOさんでも
それは言い過ぎちゃう？(笑)』
.
臣「早く乾杯したいから、涙止めろ。」
親指で私の“涙”を拭ってくれる。
「…っ、ん…。わか…ってるぅ…」
止めたいのに、涙が溢れてくる。
健『幸せな涙なんやから、流せばえーやんか。
そんな、無理に止めやんでも(笑)』
「私なんかの誕生日をみんなで祝って下さり
本当にありがとうござ…います…っ…」
皆「Aちゃん、おめでとう！！」
臣「あ、これ」
紙袋を手渡してくれる。
「えっ…うっ…、うっ」
せっかく止まった“涙”がまた流れる
臣「どんだけ泣くんだよ。
早く開けて、中見てみな？」
「うん」
高そうな紙袋の中には、小さな黒い箱。
リボンで可愛くラッピングされた“その箱”を開ける
「かわいっ♡！！」
中身は“一粒ダイヤのシンプルな華奢なネックレス”
臣「付けてやるよ」
一斉にまわりが冷やかすから、顔が火照る
臣「ずっと付けてろよ」
「うん。ありがとう」
一生の宝物。
臣くんのサプライズのうまさにビックリ。
“仕事行く”って謝ってた時、寂しそうにしてたのに。
あれも演技だったんだよね？
全然気づかなかった。
本当に臣くんは女心を鷲掴みにするのが上手だね。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1318人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みかん - 初めましてみかんです。拝見させて頂きました。凄くよかったので更新楽しみにしています。 (2018年11月13日 6時) (
レス) id: 5feb2bbcfb (このIDを非表示/違反報告)
あいくんママ - 更新楽しみにしてます！みんな3JSBロスですよねー♪ (2016年2月18日 21時) (レス) id: 87c06b9921 (このIDを非表示/違反報告)
seee(プロフ) - 更新楽しみにしてます(^○^) (2016年1月27日 21時) (レス) id: 7cb8e38d83 (このIDを非表示/違反報告)
臣愛 - もぉ〜！♪頑張っちゃって下さい！！ (2016年1月27日 19時) (レス) id: 3922ac802e (このIDを非表示/違反報告)
love omigun(プロフ) - 臣愛さん» コメントありがとうございます！！なのに、返信遅くてごめんなさいっ(>_<)いちいちカッコいいですよねー（笑）相手が臣くんだからっ（笑）臣愛さんがもっとキュンキュンできるように、頑張っちゃいます！（笑） (2016年1月27日 15時) (レス) id: c6e091c9b5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：love omigun | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2015年12月26日 0時
