226 ページ26
A
『１分だけこのまま居させて』
臣くんに後ろから強く抱きしめられる
鼓動は高鳴り、身体も熱を帯びる_____________
……………臣くんと離れたくない
心臓をおもいっきり握られたみたいに
胸がキュッと苦しくなる。
『_____________A大好きだよ』
ボソっと呟く臣くん。
その“声”は微かに擦れていて…どこか寂しそう。
『わたしも、大好きだよ」
臣くんは黙ったまま
抱きしめられる腕の力がより一層強くなる。
.
『そろそろ行くわ』
臣くんの方を見上げると、寂しそうに笑ってる。
.
車に乗り込み名古屋駅にむかう
「間に合う？」
臣「全然余裕」
「帰ったらすぐ寝るんだよ？」
臣「わかってる」
「仕事大変だけど無理はしちゃダメだよ？」
臣「わかってるww」
「ちゃんとご飯食べるんだよ？」
臣「ケラケラケラ またお母さんかよ！」
「だって心配なんだもん」
臣「Aも仕事頑張れよ」
A「うん」
臣「休みできたらすぐ言えよ」
A「うん」
臣「寂しくなったら…」
A「電話していいんでしょ！」
臣「そっ！あとお…」
A「お酒は飲んじゃダメ！」
臣「そう！よく出来ました❤」
「臣くん？」
臣「ん？」
横を見ると、私の大好きな片眉を上げてる臣くん。
A「なんでもないっ」
臣「は？なんだよ？」
A「_____________浮気しないでね」
↑勇気を出して言ってみる
いきなり頭をクシャクシャされて
『ったり前だろ❤心配すんなwww』
って言ってくれる。
「信じてる」
臣「おう」
微笑む臣くん。
…………もうすぐ名古屋駅
寂しいけど仕方ない。
「駅前は危ないから、ちょっと離れたところで降ろした方がいい？」
臣「歩きたくねーから前で降ろして」
駅前のロータリーで車を停める
臣「ありがとな。家着いたらすぐ連絡して！
Aめっちゃ好きだよ❤」
そう言うと軽くキスをして車から降りる
「うん。気をつけてね！私も大好きだよ❤」
臣くんは微笑みながら車のドアを閉めると
窓から覗きこみ、わたしに手を振ると
そのまま駅の方へ歩いていく
その小さくなる“うしろ姿”が見えなくなるまで見送る
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 859人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
love omigun(プロフ) - シャーベットさん» シャーベットさん！嬉しいコメントありがとうございます。おっと？受験なのに…大丈夫ですか？（笑）たまにの息抜きは必要ですもんね（笑）受験頑張ってください！応援してます！ (2015年12月26日 8時) (
レス) id: 31eced0b64 (このIDを非表示/違反報告)
シャーベット - ありがとうございます！！受験なのに最初から全部読んでいて更新楽しみにしてます！ (2015年12月26日 1時) (レス) id: 8b57423e54 (このIDを非表示/違反報告)
love omigun(プロフ) - LDHloveさん» LDHloveさん！コメントありがとうございます！いつも読んで頂けてるなんて、幸せです！（笑）更新頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (2015年12月25日 23時) (レス) id: 31eced0b64 (このIDを非表示/違反報告)
LDHlove(プロフ) - いつも読んでます！更新楽しみにしていますのでよろしくお願いします！ (2015年12月25日 22時) (レス) id: 8cd79f1e96 (このIDを非表示/違反報告)
love omigun(プロフ) - シャーベットさん» シャーベットさん！コメントありがとうございます！テーピング追求する気はなかったんですが、追求してみます！笑 (2015年12月25日 19時) (レス) id: 31eced0b64 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：love omigun | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2015年12月7日 22時
