67 ページ17
登坂 広臣
あー。やっちまったーー。
部屋着に着替えて部屋に戻ると
何か悲しそうに作り笑いするA。
気付かれないように、
頑張って元気なフリしてるけど
気付かないわけねーだろ？
いきなりどうしたの？
聞きたいけど聞けなくて
思わず抱きしめたはいいけど、
完全に理性を抑えきれずそのままキスしてしまう。
“一回だけ”
軽く触れた唇がやけに柔らかくて
ほのかに甘い味がする。
我慢できずにもう一度くちづける。
一回目はともかく二回目も目を閉じないA。
目閉じてって言ったのに。笑
込み上げてく笑いを抑え切れず
声をあげて笑ってしまう
そしたら、怒りながら
“なんで謝ったの？”とか聞いてくるから
意地悪したくなって
「キスして下さい」って言わせた。
自分から言わせたくせに…
真っ赤になりながら
恥ずかしそうにお願いするAに
完全に理性がぶっ飛ぶ……
舌と舌が絡まり、もうこのまま。って時に
A「だめ！」
突き飛ばされる俺。
そのまま帰ろうとするから、とっさに手首を掴み
抱きしめる。
はぁ。
やっちまった。
A「明日朝早いでしょ？」
なんて言うから
臣「早くない！」
って嘘をつく。
「嘘つき」ってボソっとつぶやくA。
まさか、スケジュール見られた？
嘘ついた事に後悔。
出会った日に家に連れ込んで
何もしないって行ったくせにキスして
明日早いのに、嘘ついて。
絶対軽いヤツに思われてるよな……
でも帰したくねーんだよ。
明日レコーディングだから
寝なきゃいけない事も誰よりもわかってるし
ここで引き止めてたら
軽い奴だと思われることもわかってる。
でも、一緒に居たい。帰したくない。
臣「泊まってかない？」
A「………」
臣「こんな夜中だし、、
あれなら俺離れて寝るし、、」
少し考えて
A「……ちゃんと寝る？」
臣「うん」
A「嘘じゃない？」
臣「うん」
A「なら……」
臣「なんもしねーから、お風呂入っておいで」
また少し考えて頷くA。
リビングに居てもAのシャワーの音が聞こえる。
ソファに寝転びながら、天井を見つめ反省する。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 965人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ganloveomi(プロフ) - もーちゃんさん» もーちゃんさん、コメントありがとうございます。コメントの返し方がわからず遅くなりすみません。キュンキュンして貰えてすごい嬉しいです。これからも読んで頂けると嬉しいです。 (2015年11月15日 8時) (
レス) id: 76f7afc210 (このIDを非表示/違反報告)
ganloveomi(プロフ) - あいにゃんさん» あいにゃんさん、コメントありがとうございます！コメントの返し方がわからず遅くなってすみません。泣 初めての作品なので、不安いっぱいです。コメント頂き、勇気がでました。本当にありがとうございます。 (2015年11月15日 8時) (レス) id: 76f7afc210 (このIDを非表示/違反報告)
ganloveomi(プロフ) - マイマイさん» マイマイさん、沢山のコメントありがとうございます。初めての作品なのでコメントの返し方さえわからず遅くなりすみません。頑張って更新しますので、宜しくお願いします。 (2015年11月15日 8時) (レス) id: 76f7afc210 (このIDを非表示/違反報告)
もーちゃん(プロフ) - めっちゃキュンキュンします！！ (2015年11月11日 21時) (レス) id: 050de22d37 (このIDを非表示/違反報告)
マイマイ - やっぱりいい話です (2015年11月11日 0時) (レス) id: 9658d6d78f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：love omigun | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2015年11月7日 20時
