Ｂｉｒｔｈ ＊

baby.61 ページ11

広臣side



12:30


隆二の子供自慢聞いてたら、てっぺん回ったし。笑


何だかんだ言いつつも、隆二はいい父親してて。


父親としても、ボーカルとしても、負けらんねぇ。


ふたりは寝てんだろうから、そっと玄関の扉を開けて中へ入る。


リビング電気付いてる。


Aおきてんのかな、


広臣『ただいまー、寝てろって言ったじゃ…


』


机の上に突っ伏して寝てるA。


待っててくれてたんだけど、力尽きたか。笑


抱き上げて、ぐっすり寝てる詠万の隣に寝かす。


よく目元はAで、鼻筋は俺似と言われる詠万。


でも寝てるときはAと瓜二つ。


可愛い顔して寝やがって、笑



シャワーを浴びて、俺もその隣に寝転ぶ。


詠万のふくふくなほっぺをつんつんとつつくと、パパぁ…とつぶやく詠万。


やべぇ、起こしたかと思ってみると、寝言だったみたい。


このうえなく幸せ。







Aと詠万が無性に愛しくて、好きで。






今までに握手会とかで親子見ても、可愛いなーとか他人事だったんだけど、今はちゃんと言うこと聞いて大きくなって、なんて考えてしまうようになった。

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