好きだ ページ34
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ギュッ、
『 あ、らん……？ 』
亜嵐「 A、好きだ 」
『 …無理だよ、私には涼太が… 』
��私には涼太がいるから��
そう言おうとしたのに言えなかったのは、笑顔のミカちゃんと涼太が腕を組んで目の前を通りすぎたから。
『 なに、あれ……もうやだ…… 』
亜嵐「 俺だったらAにこんな悲しい想いさせねえのにな 」
『 涼太なんか知らないっ……！ 』
亜嵐「 …A 」
亜嵐一度離した私の体を、もう一度引き寄せた。
『 ねえ、だめだってば 』
亜嵐「 涼太のことなんか忘れろよ 」
『 同じ仕事場で、同じグループで、同じ仕事してるんだからそんなの無理だよ 』
亜嵐「 そうだけどっ、お前のそんな顔見たくねえよ 」
そう言われても、今は作り笑いもできる状況じゃない。
今の私の心はズタズタなんだもん。
亜嵐「 俺は何回振られても、ずっとお前のことだけが好きだから 」
『 でも私は涼太のことが好きだもん… 』
亜嵐「 わかった、じゃあ振り向かせてやるよ。覚悟しとけよ 」
『 亜嵐には絶対惚れないし 』
亜嵐「 俺のかっこよさに後々気付くよ 」
『 自分で言うな(笑) 』
亜嵐「 やっと笑った 」
『 え……？ 』
亜嵐「 今日怒った顔と暗い顔と泣いた顔しか見てないもん。俺はやっぱ笑ってるAが好きだからさ 」
『 さっきから好き好き言うのやめてよ 』
亜嵐「 あれれ、照れた？お？お？ 」
『 いや何とも思ってなくても、そんなに何度も好き好き言われたら照れるでしょそりゃあ 』
亜嵐「 ドキドキしたのか、そうかそうか♡ 」
いや………あの、私の話聞いてよ。
亜嵐「 この勢いでキスしちゃう？ 」
『 バカじゃないの？何度も言うようだけど、私の好きな人は涼太だから。そこ分かっててね 』
亜嵐「 …はあい 」
唇を尖らせながら、頬杖をついて小さい子供みたいに返事する亜嵐。
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歩広翔(プロフ) - 臣くんmainのお話を見たいです!!続編待ってます!! (2017年4月6日 10時) (
レス) id: 7c078d6532 (このIDを非表示/違反報告)
ニカ姫 - 美紀はこの小説大好きだから後編も見たいな掛け持ちで大変だと思うけど (2017年4月5日 11時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 続編みたいです！ (2017年4月5日 10時) (レス) id: 391a6e25d8 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 続編みたいです。楽しみにしてます!! (2017年4月5日 10時) (レス) id: 301363e70e (このIDを非表示/違反報告)
東城ゆゆ(プロフ) - 続編みたいです！！！忙しいと思いますが頑張って下さい！ (2017年4月5日 9時) (レス) id: 323b10f562 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいか | 作成日時：2016年12月7日 18時
