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@374 ページ25

Hiroomi»»









「Aも山野くんもさんきゅ。」




じゃあな、とAに言って車から出た。




あー、昨日貰った台本覚えないとな……




ボーッと色々考えながら歩いて。




目的の部屋に着くと、まだエリーしかいない。




「あれ、他の皆は?まだ?」



「あー、なんかどっか行った、すれ違わなかった?」



「あれ、誰とも会わなかったよ。」




まぁ広いからしゃあねぇ、なんて言いながら適当な場所に座った。




マネージャーは他のメンバーを呼びに行ったらしく、広い空間には俺とエリーと広斗くんだけ。




俺は台本を開いて読みながら、
bohのアルバムのことを考える。




「そういえば臣、ドラマの撮影どう?」



「いいよー。」



「bohどんな感じ?」



「いいよー。」




ボーッとしてる俺にエリーが次々に質問してきてて、俺は上の空で同じ返しをひたすら続けて。




俺の意識がそっちに戻ったのは、広斗くんの大声。




「待て!臣くん、いつエリーに言ったの?」



「は?なにが?何のこと?」




意味不明すぎて謎にキョロキョロする俺に、広斗くんが説明した。




エリーが、Aちゃんと上手くいってる?と尋ねたこと。




つまり、俺はそれに対していいよー、と返したわけで。




「え、俺エリーに何も言ってねぇよ?」



「は?でも今の質問ってそういう事でしょ?」



「え、俺普通に臣とAちゃんは付き合ってるもんだと思ってたけど、この前から。」




キョトン顔でエリーが言うから、俺と広斗くんがは?とハモった。




聞けば、Aのラジオで電話した時の事、大切な人がいると言った時の事、最近ヒロさんに命令されたと言って仲良くしてる事、

全てを踏まえて少し前から確信してたらしい。




「臣くん何やってんだよ……」



「なんもやってねぇよ……」




やっぱエリーにバレちったわ。




「もー、とりあえずAに連絡するわ。」




LINEを開いて、今起こったことをAに伝えて。




バーカ、と返ってきて、いやそれな……なんて返して顔を上げた。




「そうだ、エリー。」




ちょっと話あるんだわ、と言うとメンバーが入ってきた。




「終わってからね。」




さすがに皆の前でbohのは頼めないわ。









.

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ELX1Pv76LZIbxiB(プロフ) - 誕生日がまさか自分と同じでびっくりしました笑 (2020年8月2日 1時) (レス) id: f9f58f3dbe (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - 久々の更新でしたが仲の良い2人とドラマでは無く実際に聞きたいフレーズ等があり、思わず読んでてニヤニヤしちゃいました!次回の更新も楽しみにしてますw (2019年3月3日 16時) (レス) id: 8af2ee5b08 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - 更新、有難う御座います!受験など終わってからで良いので更新を楽しみにしてます。また今年も宜しくお願いしますw (2019年1月1日 2時) (レス) id: e51431c63b (このIDを非表示/違反報告)
milia_ryuto1228(プロフ) - 更新再開楽しみに待ってます (2018年11月29日 23時) (レス) id: 7ad12e0d33 (このIDを非表示/違反報告)
yu(プロフ) - 初めまして。いつも楽しく読ませて頂いています。次の更新も楽しみにしています! (2018年10月8日 23時) (レス) id: e7845e52cc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:PiG Bone | 作成日時:2018年8月7日 21時

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