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@364 ページ15

自分でも何故広臣と呼んだのかが分からない。




自分自身に困惑して広臣を見つめると、
ほら、行こう?と手を差し伸べられた。




「……手、繋ぐと思う?」



「あー、そっか 笑」




ごめんごめん、と笑う広臣と歩き出して
レコーディング室を目指した。




「てか、Aってやっぱり馬鹿だよね 笑」



「なんか言い方ムカつく。」



「えー?Aは可愛けりゃいいじゃん?」




広臣が顔を覗き込んで言ってきた。




近くを通りかかったスタッフの視線が凄まじい。




「そんな軽々しく可愛いなんて言うもんじゃ無いわよ。」



「はぁ?ホントのことじゃん。」




何言ってんの?なんていう目で見られた。




事務所にいること、忘れてない?




早くしないと遅れるぞ、と手を引かれたけれど。




「臣さんこそ、私に構ってていいの?」



「まだ大丈夫だからお前に構ってる。」




あれ、私達って事務所でこんなに絡んでたっけ?




そんなことを思いながら
指を絡めてきた広臣の隣に並んだ。




「A、曲ちょっとだけ歌ってよ。」



「えー?そんなに聞きたいの?」



「いいじゃん、気になって集中出来ねぇから。」




仕方ないなぁなんて言いながら乗り気な私は、
広臣に寄り添いながら1サビだけ歌って。




「あー、早くフルで聞きたい。」




広臣はそう言いながらレコーディング室への扉を開いた。




私の腰に手を添えて、先に入るよう私は促された。




ありがとうと言いながら中に入ると、
続いて広臣も入ってきて。




先に来ていた人達と、私と広臣とで話してる。




「いや、俺この後三代目で次のツアーのやつがあるんで 笑」




急遽参加なんて時間ないっす、と広臣は笑う。




「あ、でもこの後の三代目の会議が終わったらコッチに顔出しますね。」



「やっぱり参加する?笑」



「違いますって、単純に曲が気になるだけですって。」




ここの人達は私の事を嫌ってないし、
bohでもお世話になってるから、
なにかを気にすることもなく隣同士。




時々触れる肩が楽しそう。









.

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ELX1Pv76LZIbxiB(プロフ) - 誕生日がまさか自分と同じでびっくりしました笑 (2020年8月2日 1時) (レス) id: f9f58f3dbe (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - 久々の更新でしたが仲の良い2人とドラマでは無く実際に聞きたいフレーズ等があり、思わず読んでてニヤニヤしちゃいました!次回の更新も楽しみにしてますw (2019年3月3日 16時) (レス) id: 8af2ee5b08 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - 更新、有難う御座います!受験など終わってからで良いので更新を楽しみにしてます。また今年も宜しくお願いしますw (2019年1月1日 2時) (レス) id: e51431c63b (このIDを非表示/違反報告)
milia_ryuto1228(プロフ) - 更新再開楽しみに待ってます (2018年11月29日 23時) (レス) id: 7ad12e0d33 (このIDを非表示/違反報告)
yu(プロフ) - 初めまして。いつも楽しく読ませて頂いています。次の更新も楽しみにしています! (2018年10月8日 23時) (レス) id: e7845e52cc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:PiG Bone | 作成日時:2018年8月7日 21時

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