＠２４６ ページ47
Hiroomi»»
エレベーターがAの家のある階に到着し、
俺は眠たげなAの手を引いて歩き出した。
Aが鍵を解錠して中に入った。
スタジオで待ってて、とAに言われてあーい、と言いながらまだ1度しか入ったことのない部屋に足を踏み込んだ。
必要最低限のものしかない、
スッキリとした部屋で目を瞑っていると
お待たせー、とA声がして空気が揺れた。
「広臣こそ寝ないでよ？」
「Aの曲聞くまで寝ないから安心して。」
いつの間に覚醒したのか、
Aはもう眠くなさそうで。
なにやら鼻歌を歌いながら
俺に曲をきかせる準備をし始めた。
「じゃあ流すね？」
「うん。」
俺が返事をすると、間もなくイントロが流れ始めた。
爽やかで疾走感があって
でもAらしいカッコよさもあって。
サウンドだけでもめっちゃ気持ちいいのに
それに加えて聞こえてきたAの声は
俺へのメッセージらしき歌詞を歌っている。
そして聞き進めると、その内容は
広斗くんと萩花との時間を歌うものになった。
「コレがブラジルに行く飛行機の中で出来た曲。」
「あー、例のやつ？コレなんだ。」
めっちゃイイじゃん。好き。
自分でも気付かないうちにそう呟いていたのか
目の前のAが頬と耳を紅く染めてる。
「フライト中に作っただけあって疾走感あるよな。」
あと、Aの声が気持ちいい。
「Aってどんな曲にも合う声してるよな。」
羨ましー、と言うと
広臣の方がそうじゃない？と言われた。
「んまー、確かに色々挑戦してるけど。」
Aともっと色んな曲歌ってみたいなー、
なんて現実的じゃないことを感じた。
Aとのことになったら仕事もプライベートも欲張りになるから、俺。
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臣那 - 更新楽しみにしています！臣くんの言葉にキュンキュンしながら読ませていただいています。頑張ってください！ (2018年3月27日 17時) (
レス) id: cd32f66821 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - 「伍」へ移行おめでとうございます！臣の行動＆発言で段々と直己さん以外のメンバーにバレるのも時間の問題かな？とか思いつつも、今後の展開が気になりますｗ 更新、楽しみにしてます。 (2018年3月4日 16時) (レス) id: 7069733e86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：PiG Bone | 作成日時：2018年3月4日 14時
