＠２０３ ページ4
Hiroomi»»
「やばい、止まんなくなりそう。」
「ちょ、私熱あるから……」
「うん、だからAにマスクはめて欲しいな。」
Aを見て言うと、まったく……と、Aは呆れながらも近くのマスクを手に取った。
先にマスクをはめたAがマスクをはめてくれて、さんきゅ、と言うと早く寝よ？と言われる。
「A大丈夫？汗とか気持ち悪くない？」
「大丈夫、何かあったら言うから。」
俺の心配ぶりに笑いを堪えきれないAがクスクスと笑いながら俺に背を向けた。
やっぱりうつしたくない、と言った
声はだんだんと掠れて小さくなっていった。
Aのお腹に手を回して目を瞑ると、
睡魔は一瞬でやってきた。
.
次に目を覚ましたのは数時間後で、
Aに服を引っ張られて広臣、と呼ばれた。
「ん？暑い？」
「……なにか食べたいな。」
「お粥にする？あ、うどんとかは？」
「お粥でいいよ。」
「分かった、作ってくるからコレで汗拭いてて。」
そう言って濡れタオルを渡すと、
うん、と頷いてもう拭き始める。
あ、これずっとココにいたら脱ぐやつかな？笑
でもお粥作んないとだし早くキッチンに行こ。
そして、作りながら思わず漏れる鼻歌が寝室に聞こえているなんて思ってなくて、作り終わって運んだ時にAに言われてビックリした。
「そんなに聞こえんだね。」
恥ずかしー、なんて呟くと
タダで聞けるのは彼女の特権だね、
と微笑んできて俺は思わずベッドにダイブ。
「おーまえ、んなこと言ってると襲うぞ……」
赤くなる顔を隠して言うと耳の赤さでバレたのか、照れた顔で言われても、とAが笑った。
「ほんと反則だからA。」
「イエロー？レッド？どっち？笑」
「んー、レッドだな。
可愛すぎて死にそうだもん俺。」
ようやく起き上がった俺はAの正面に座る。
「……ん？Aってサッカー観るの？」
「子供の時から鹿島のサポーターだよ？」
「マジで？！マジか！サッカーの話出来るの？！」
なんか無性に嬉しいんだけど……！
こうなったら、いつかAとサッカー観に行きたいな。
.
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臣那 - 更新楽しみにしています！臣くんの言葉にキュンキュンしながら読ませていただいています。頑張ってください！ (2018年3月27日 17時) (
レス) id: cd32f66821 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - 「伍」へ移行おめでとうございます！臣の行動＆発言で段々と直己さん以外のメンバーにバレるのも時間の問題かな？とか思いつつも、今後の展開が気になりますｗ 更新、楽しみにしてます。 (2018年3月4日 16時) (レス) id: 7069733e86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：PiG Bone | 作成日時：2018年3月4日 14時
