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@219 ページ20

着いたぞーと広斗の声がした。





中々広臣が起きないので下を見ると
んー、と目を瞑って唸っている。





「広臣早く起きて、路駐だから。」




「あ?路上でチュー?」




「路上駐車よ、バカ。」





前で笑う広斗が臣くん早く、と急かす。





「あーもー着くの早くない?んじゃA行こ。」





先に広臣が出て、手を差し伸べてくれた。





「ありがとう。」




「これくらい当たり前でしょ?笑」





ほらこっち、と誘導されたのは
隠れ家のようなお店。





なにか看板を出してるわけでもなく、
一見さんは絶対来ないような地味な扉。





OPENの札が掛かっている、重厚感のある木の扉を広臣が押すと中の空間が見えた。





エスコートしてくれた広臣が店員に話しかけると少しして個室に通される。





中にあるテーブルとかも木で出来ていて
相当こだわって作ったんだろうなと思う。





「良い雰囲気でしょ?」




「そうね、気持ちよく音楽談義が出来そう。」





そうだな、と広臣が笑って言うと
個室についたらしく、2人になった。





どうぞ、と毎回毎回エスコートする広臣に
思わず笑いをこぼすとなになに、と広臣が疑問顔。





「なんでもない。」




「なんだよ教えろよ 笑」





会話をしながら椅子に座る。





すんごい笑顔で見てくるから
可愛さに再び笑いがこぼれた。





「もー、まじでさっきから何笑ってんの?」




「なんでもないって。」




「ったく……早く頼もう。腹減った。」





メニューを開かずに広臣が
何食べる?と聞いてきた。





「ん?なんでもいいよ?」




「んじゃ勝手に決めていいんだね?」




「うん。食べれるならなんでも。」





彼は結構通いつめているらしく
店員とも仲良さげで料理名も空で言っていた。





「ココの店長友達でさ、紹介しようと思って。」





広臣が満面の笑みで言うもんだから
何も口を出せずう、うん……と苦笑しつつ返事をした。









.

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臣那 - 更新楽しみにしています!臣くんの言葉にキュンキュンしながら読ませていただいています。頑張ってください! (2018年3月27日 17時) (レス) id: cd32f66821 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - 「伍」へ移行おめでとうございます!臣の行動&発言で段々と直己さん以外のメンバーにバレるのも時間の問題かな?とか思いつつも、今後の展開が気になりますw 更新、楽しみにしてます。 (2018年3月4日 16時) (レス) id: 7069733e86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:PiG Bone | 作成日時:2018年3月4日 14時

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