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@143 ページ44

Hiroomi»»





目覚ましらしき音が聞こえて目が覚めた。





「ん……あれ、A?」





ん?アイツどこ?





二度寝する時になんか話したのは覚えてるけど
会話の内容までは覚えてないんだよな……





んぁーーー、なんて頭をグシャグシャしながら
ベッドの上でバタバタしてると、
突然鍵と扉が開く音と足音がした。






「Aー、どこ行ってた?」





ベッドから降りて扉の方に行くと




そこにあったのはAじゃなくて直己さんの姿。





「え……何でここに?」




「ちょっとね。はい、コレ。」





そう言いながら直己さんが俺にコンビニの袋を渡した。





あぁ、A下のコンビニに行ってたのか。





「テレビつけて良いかな、臣。」




「俺の部屋じゃないんで 笑




いいんじゃないですか?」





なんか、直己さん変……?





俺がAって呼んだのにつっこまないし
なにより俺がここに居る理由聞いてこないし。





直己さん……なんで何も聞かないんすか?





さっきから何かおかしい直己さんに
考えを巡らせながら俺は
さっき貰った袋から商品を出した。





あ、このコーヒー……俺の?





俺なんか言ったっけ?





やべ、全く覚えてねー……





少しばかり乱れてるベッドに座った直己さんを
少し後ろから見つめていると
直己さんが来てから割とすぐにAが戻ってきた。





「あら、思ったより静かね。」





中に入ってきたAの元へ急いでいき、




扉の近くでAと小声で話し始める。





「俺状況掴めねーんだけど。」




「戻ってきたら部屋の前にいたのよ。




聞いたら私に聞きたいことがあるって言うから。」





え、直己さんのAに聞きたいこと?





思わず腰に回った手を直己さんに見られるとか




そう言うのは全く頭になかった。





俺の腕から離れベッドの方に行ったAは
そこに座ってテレビを見る直己さんを見下ろし
用件を聞かせてもらおうかしら、と言い放った。





俺も慌ててそっちへ行き話を聞く。





心臓がバクバクして、喉も渇いてきた。





Aが買ってきたコーヒーでも飲みながら聞こう。









.

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作者名:PiG Bone | 作成日時:2017年10月24日 20時

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