＠１０４ ページ5
「明日は仕事どんな感じー？」
広臣がそう言う。
私は電話をしながらインスタを見る。
ただの眠気覚まし。
けれどやはり睡魔は襲ってきているわけで、
アクビ連発な私は度々広臣から怒られる。
「まーとにかく、明日はお前んち行くから。」
「んー……」
もう、返事もままならない。
「お前の声眠そー笑
俺まで眠くなるわ。」
「……へー、」
「ハハッ笑 おやすみ、A。」
「ん、」
気付けば私は寝ていて、
電話は多分広臣が切ったんだろう。
朝起きると、iPhoneを握ったままで。
LINEの広臣とのトーク画面には
疲れてたのにごめんな、と一言あった。
分かってるのならいいわ、とだけ返して
髪を整えに鏡の前に立った。
凄い寝癖、そして首も寝違えたよう。
座って電話してそのまま寝たからかしら。
髪を整え、朝食を作りにキッチンへ向かう。
今日はあまり食べる気分じゃないし
手抜きでいいわ。
それからいつものように準備をし
山野が下に着くと私は家を出た。
今日は次のシングルのレコーディング。
終わり次第トレーニングをするつもり。
でも最近休めてなくて疲れてるから
程々にしないとまた倒れるわね……
そんな事を考えていると
自然とため息をついていた。
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作者名：PiG Bone | 作成日時：2017年10月24日 20時
